1話 暑いから倒れた、ただそれだけだ。皆も熱中症は気をつけよう
人生というのはクソだ
ギャンブルみたいに成功・・・失敗と起きてしまう
望んだことを手に入れたことなんて簡単な道のりではない
ゲームのようなセーブなんて存在せず、セーブなしのクソゲー
地球という星に生まれた人間の1人
第二次世界大戦から80年経った人類は数十億を超える種族となったがその実態は最悪だ
努力をしないと生きていくことができない
努力しようも必ずしもそこには上がいる
1番になりたいと一度でも思ったことが達成するのには何年・・・何十年もかかる
そんなクソゲーの中のクソゲーみたいな世界でも生きていくのは簡単ではない
「・・・はあ・・・」
公園にあるベンチに座る
今日も疲れた・・・ようやく、修了式が終わった
いつもよりはまだマシか・・・
「学校って・・・何で存在しているんだろうな」
社会に生きていくための術を学ぶ場と言っている学校は本当に将来に必要なのか怪しいことをしている
テレビでやっていることを例として挙げれば今の小中学校はプール授業を廃止しているとか
俺は今、高校生だが未熟な人間で理解もできないバカでも分かる
プールがなぜ学校であるのか理解しているのかだろうか今の時代は
昔起きた水没事故
船が沈んで多くの子供が亡くなった忌々しき事故を2度と起こさないためにプールという水に触れる機会を与え、子供達が川や海で溺れないようにする
子供の命を守るために生まれた授業がここ数年に起きている猛暑のせいで無くなっていく
猛暑の時に子供が川で溺れたらどうするんだ?と思っているが子供の意見に大人達が聞くわけがない
今の日本社会はかなり不安定だ
いや、今ではなく、昔からか
そんな言い訳をしている場合じゃないな
何で暑いことに言い訳するのか言おうか?
まあ、少し話すとしよう
「リュック重い・・・」
家に持ち帰っていなくて学校の机の中に入れっぱなしにしていた教科書等の勉強道具が今、俺のリュックの中に入っている
今日まで持ち帰れと言われて今日、机の中に入っていた物全て持っている
勘弁してほしい
ただ、それだけならまだマシだったんだ
だが、厄介なのが
「それだけじゃねえよな・・・」
今日の気温は28度超え
まるで夏のような気温だ
3月というのに何故ここまで高い気温があるのか
中国から来る黄砂のせいで日本海側の気温が高い
意味が分からないほどに高い気温を持つ外のせいで汗をかく
長袖だったのが祟ったのかめっちゃ汗をかく
ふざけるなよと言いたいくらいには暑い
暑いから持ってきていた水筒
水筒の中に入っているお茶は残さず飲んでしまった
持っている財布でジュースを買うも暑すぎてすぐに無くなる
「教室も暑かったな・・・」
あの教師・・・30度超えないとエアコンを使わせないとか意味が分からん
人を殺す気か
そのせいでジュース3本も買う羽目になったんじゃねえか
って文句を言っても原因は黄砂だし・・・はあ・・・
月曜日だったからまだマシか?
いや、関係ないな
「暑いのは嫌だよな・・・」
まだ6月なら納得できる
だけど今は3月だぜ?
どういうことなんだよ
「はあ・・・」
水分補給のためにジュース買おうか
この公園には自販機があったはずだ
ジュースを買ってなんとか家に帰れるようにしよう
タオルがあればまだ暑さを凌ぐことができるんだが・・・流石に28度でここまで熱くなるのは予想外だった
準備不足
学生の体力でも無理だった
「えっと・・・げっ・・・180円・・・高いなおい」
買おうとしているジュースが180円もしている
おいおい、俺が飲んでいたジュースのペットボトル160円だったんだぞ
何で自販機で20円も差があるんだよ
意味が分からんぜ・・・
まあ、スマホのアプリの残高は380円くらいあるし、問題ない
そろそろ、補充しないといけないけど
「!痛・・・!」
頭痛が起きているな・・・おいおい、勘弁してくれ
頭が痛いのは慣れているが・・・ん?
手が震えている?何故?
スマホで調べると・・・『熱中症』と現れた
マジかよ・・・早く涼しい・・・頭痛い・・・
とりあえず、スポーツドリンクで塩分を補給するか・・・
それとベンチで一回座るとしよう
「ゴクゴク・・・ふ〜う・・・」
水分補給したところだし、早く行かないとやべえよな
熱中症なんてたまったんじゃねえ
このままではやばいな・・・
「それじゃーーー」
あっ?次回が揺らいで・・・
俺は意識を失った