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ディメンション・ノヴァ  作者: 酒本 ナルシー。
3章  信頼と疑念

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26話  ミッション

初めてのミッション


次の日、シオンはいつもより早く目を覚ました。期待と緊張が入り混じり、自然と目が冴えてしまったのだ。


軽く身支度を整え、リビングへ向かうと、すでにリリアが制服姿で朝食を終えていた。


「おはよう、シオン。今日からよろしくね。」

「おはよう、リリアさん。」


リリアは微笑みながら、昨晩の出来事を振り返るように続けた。


「実は昨日、クランに初めてのミッション依頼が来ていたから、その後話を聞きに行ってきたの。」


クランを結成して間もないにもかかわらず、すでに依頼が届いていた。さすがAクラスのエリートであるリリアの影響力は大きい。


「まだ結成したばかりだし、最初は簡単な依頼を選んだわ。内容は輸送車の護衛よ。」


「護衛任務…?」


「学園近くの発電所にエネルギー物資を届ける車両の警護ね。シオンはまだ実戦経験がないでしょ? まずはミッションに慣れることを優先したかったの。」


リリアの配慮が込められた任務選びだった。シオンは内心ほっとしつつも、初めての実戦という事実に緊張を覚えた。


リリアは護衛任務の基本や注意事項について説明し、それから二人はアカデミーへ向かった。


アカデミーでの現実


シオンは、リリアとの楽しいアカデミー生活を少しだけ期待していた。しかし、現実は甘くなかった。


ノバァのパイロットは限られている。

つまり、それだけ人手が足りていないということだ。実力のある者は、望むと望まざるとにかかわらず、次々と実戦に駆り出される。


すでに担任もシオンのミッション参加を把握しており、この日は実戦向けの訓練を重点的に行うこととなった。基礎訓練とは違い、実際の戦場を想定した厳しい内容だった。


長い一日を終え、シオンはクランハウスへ戻ると、リリアとのミーティングが始まった。


初めてのミッションに向けて、準備を整える時が来たのだった。


クランハウスに戻ると、ミーティングルームはのテーブルにはすでにミッション関連の資料が広げられていた。リリアは椅子に腰かけ、UIを操作しながらシオンを待っていたようだった。


「おかえり。今日の訓練、どうだった?」


「結構ハードだったよ。担任も俺たちのミッションのことを知ってて、実戦向けの訓練ばかりだった。」


「まあ、実際にすぐミッションがあるんだから当然よね。じゃあ、早速だけど護衛任務の詳細を確認しましょう。」


リリアは端末を操作し、ミッションの概要をシオンに説明する。


【ミッション概要】


依頼内容:輸送車両の護衛


目的地:アカデミー近郊の発電所


輸送物:エネルギー物資


警戒対象:オートノヴァ(無人AI兵器)や反政府組織の襲撃の可能性あり



「基本的には、ルートに沿って輸送車を守りながら進むだけ。ただし、最近このエリアでは物資を狙った襲撃事件が増えてるから、警戒は怠らないように。」


シオンは画面を覗き込みながら、真剣な表情で話を聞く。


「なるほど。でも俺、まだ実戦経験がないから…正直、緊張する。」


「だからこそ、この任務なのよ。実戦といっても比較的安全なミッションだし、経験を積むにはちょうどいい。」


リリアはそう言いながら、シオンの肩を軽く叩いた。


「まずは基本をしっかり押さえて、少しずつ慣れていけばいいわ。私がフォローするから安心して。」


「…ありがとう、リリアさん。」


シオンは深く息を吸い、決意を固めた。初めての実戦ミッション。果たして、うまくいくだろうか。


「じゃあ、明日は早いし、今日はもう休みましょう。おやすみ、シオン。」


「おやすみ、リリアさん。」


そうして、シオンの新しい一歩が始まろうとしていた。



三章スタートしました。

実戦戦い頑張って書いていきますので、よろしくお願いいたします。

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