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第三十四話ユニークモンスターとイベント⑬




《街を守れ!スタンピード発生!》

 三日目





ふぁ…久しぶりに現実で寝た気がする…一応毎日現実で寝てる判定ではあるんだけど…



今日もいい天気だなー

城壁にはたくさんのプレイヤー……

いい天気だなー


さぁ…現実逃避もここら辺にしといて、今日のメンバー紹介を───ん?



*


[セットされている魔物でスタンピードを行うことができません。代わりの案を提案します─]


*



何か不具合かな…?

何が原因かわからなかったら、運営に問い合わせて見るか─



*


[セットされている駒でスタンピードを実行しようとしましたが、駒の数が足りません]


*



いやいや…ちゃんと運営からの連絡が来てから7日間駒の数が足りるようにしたって…

一応インベントリ確認するけど…

やはりバグかなにか…─



*


[インベントリ]



《木っ端微塵のメグニリの駒》

《木っ端微塵の────》

《木っ端微塵の───》

《木っ端微塵の──》

《木っ端微塵の─》



*



何だこの《木っ端微塵の〇〇駒》ってやつ?

こんなの入手した覚えないけど…



*


《木っ端微塵のメグニリの駒》


激しい戦闘により木っ端微塵に砕け散ってしまった駒

木っ端微塵状態だとスタンピードに出すことができなくなります

木っ端微塵状態を治すには1Kペリ必要


*



やっべ…またここでもちゃんと説明を聞かない癖が…

ペリがもったいないけど…仕方ないさっさと治して予定通りスタンピードを──



*


[所持ペリ]


   16ペリ


*


オワタ…



*




さぁ!よってらっしゃい!見てらっしゃい!お買い得だよー!お買い得だよー!


あっ!そこのいかにも状態異常対策してなさそうなお兄さん!うちのやつ買ってかないかい!

あっ…ちょ…無視しないでー!!(声出せてない)



視界の端の影からごろーがいきなり飛び出して、なにしとるん…?と言いたげな表情をしている


ごろー…これは必要なことなんだ…生き残るためには無様に人に媚をうるしか……生き残る道は………


あっ!痛!

ひっかくんじゃない!やめろ!

致命傷で済まなくなるから!!


……はい…ちゃんと説明いたします…



気を取り直しまして…

今俺が何をやっているかというと、金稼ぎ…ずばり状態異常耐性やけどの付く食べ物を売っているのだ!


なぜ食べ物なのかというと、スタンピード中は長時間戦闘していると[疲労]の状態異常が付く、継続して戦闘をするために食べ物系のアイテムを携帯する…そしてうちの戦場スタンピードでは[疲労]に加え[やけど]も付与されるため、[やけど]対策も必須になってくるんだけども、それを装備で補おう!状態異常回復ポーションで乗り切ろう!むしろ心地良い…!って感じの人以外の装備枠開けてぇ…ポーション高ぇ…(状態異常が)不快でしかないって人向けの[疲労]を回復できるついでに[やけど]も対策できる食べ物を販売して儲かろうとしたんです…


でも…喋れないから…客が来ないとです…他の店に客が流れていってしまうとです…性能はこっちのほうが圧倒的に良いとです…骸です…骸です…骸です………


くっそぉ…!

どうしたら売れるんだ…味も美味しいのに…みんなだいすきカレーなのに…


とりあえずできるだけのことはやった…

出店を目立つように光らせたり…

出店が目立つように蛍光色を多用したり…

出店が目立つようにポップをそこら中に貼っつけたり…


………よく見たら、現実でたまに走ってる痛車みたい…


だめだ…こんな弱音を言っているからお客さんが来ないんだ!

決して出店が派手すぎるせいじゃない…!


それにしても暇だ…暇すぎる…

スタンピードの方は代替案でなんとかしたけど大丈夫だろうか…

ん、どしたのごろー…いきなり膝に乗って…いくら縮小化してるとしても重いものは重いの……どうしてもどかないのならもふもふしてやるぞ……いいのか…………うわ~もふもふもふもふ…



「あの〜…お取り込み中すいません…」



ん?あぁ…お客さんね………お客さん!!



「……?ここはどういうお店なんですか…?」



お客さん!!お客さん??お客さん!?

落ち着くんだ俺…落ち着いて…落ち着いて…



「あの〜…店主さん?」


『ここは一応カレーを販売してます』



よし!なんとか第一関門突破!残り99関門!



「カレーですか…?種類は…」


『メニューをどうぞ〜』



ナイス判断俺…



[メニュー表]


[カレー]5Kペリ


レギュラーカレー

ボアカレー(ポーク)

バッファローカレー(ビーフ)

バジリスクカレー(チキン)


[トッピング]


好きなものを



「少し高くないです…?」


『[やけど]の耐性がつくのでそのお値段ですね。なしにすることもできますがお値段の変動はございません』


「なら安いですね…」



いい感じだぞ…

このまま何も起こらずに買ってください…



「トッピングの好きなものをとは…?」


『言われたものを何でもトッピングすることができます。常識的なものでお願いします』



変なものだけはやめてください……



「じゃあ…ボアカレーにトッピングで発酵チーズ、バターであったらでいいんですけどコカトリスのたまごでお願いします」



ほほぉー…コカトリスのたまごときたか…でもいけちゃうんだよなー…



『かしこまりました。少々お待ちいただく間にお会計を』


「ありがとうございます!」


『お会計20Kペリになります。コカトリスのたまごがちょっと高くてですね…』


「いや安──あっ…なんでもないです!20Kですね……はい!」


『ちょうどお預かりします。ではあと5分ほどお待ち下さい』


「了解です!」



ええこやなぁ…オンラインゲーマー全員こうだったら良いのに…

じゃあ…カレー温めますかね…



ボアカレーを温めて終わったぐらいに、トッピングが届いた…へへへごろーさんご苦労さまですぜぇ…

へへへ…ごろーさんに土下座して頼んだかいがあるぜ…


説明すると、ごろーさんが持ち前の超スピードでその魔物や食材があるところにいって持ってきてくれるということだ



それじゃあたまご結構でかいし、そのままゆで卵にして、発酵チーズは瘴気使って促進しといたチーズを使って、バターは市販…



おこめが真っ白いとでも思ったか?おこめはターメリックライスだぜ…

そのターメリックライスの上に適当にバターとボア肉の旨味が溶け込んだカレーをかけ、発酵チーズどーん!コカトリスのゆで卵どーん!で完成!



『かなり重いので落とさないように気をつけてくださいね。あと卵のほうの味の責任は取れません』


「わあ〜…ありがとうございますー……」



こころなしかお客さんがすこし引いているように感じるのは気のせいだろう…気のせいであってほしい……







【ほそく】

主人公はカレー狂信者です

サーデムで天むすを食べていたのはカレーがなかったからです

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作品自体は好き、ツッコミどころを少し消化しきれてないだけで [気になる点] 戦場(スタンピード)に配置された魔物は倒されて1日経つと復活します ⇔ 激しい戦闘により木っ端微塵に砕け散ってし…
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