免許更新とバイク購入。そして納車へ……
免許の更新は卒検合格の翌日に行った。
学科免除なので試験は無く、視力検査と写真撮影を行ったら後は待つだけ。
長い時間が経ってようやく手渡された免許証には「普自二」という新たな称号が刻まれていた。
この瞬間、ついに公道でバイクを走ることが認められたのである。まさか本当に免許を取るなんて……と自分の事なのに驚きながら帰宅した。
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免許を取ったら、運転感覚を忘れる前に乗り始めた方が良い。時間が空けば空くほど恐怖心が強くなって乗れなくなるからだ。ソースは私。
ペーパードライバーに加えてペーパーライダーになってしまったらもう目も当てられないので、免許を取ったらすぐにバイクに乗ろうと心に決めていた。
ということで1日でも早く運転しようと、バイクの購入は2段階の教習を受けてる時に既に済ませていた。そして免許更新の2日後には納車という隙を与えないスムーズな流れ。これでペーパー野郎とは言わせない!
ちなみにバイクを選ぶ基準として、絶対条件はCB400SFより軽いバイクであること。続いてAT車であること。後はありふれたバイクではなく、ちょっと奇抜なデザインをしていることだった。
そして悩みに悩んだ結果、ホンダのADV150という車種を購入した。
当初は前輪が2つついてる安定性抜群のトリシティを買うつもり満々だったのだが、前2輪という奇抜さが災いして、ハンドル周りが重く立ちゴケしやすいという私にとっては脅威のリスクを聞いたので断念。
そこで目に入ったのがADV150だったのだ。スクーターらしからぬ格好良いデザインが気に入った。
更に車体の軽さに感動。シートにまたがる時、スーフォアだとふらつく事が多くあって力を入れて踏ん張る必要があったのだが、ADV150にはそれが無い。わざと車体を左右に傾けても倒してしまいそうな不安感にならず、これなら運転できるという自信に繋がった。やはり軽さは正義。
しかし懸念点もあった。様々なレビューを見ても口を揃えて言うのが足つきの悪さだった。かなり高い身長でないと踵が地面につかないとの情報に164cmチビの私は身構えていたのだが、実際に跨ると土踏まずより先は地面に着き、恐怖は全く感じなかった。地味に長い股下78cmの足が生まれて初めて役に立ったと思う。
こうして、私の希望を全て満たしてくれたADV150の納車日。私は卒検以上に緊張しまくっていた。
なんせバイクでは初の公道だ。しかも1人で運転するのは車でも無かったので人生初。バイク屋のおじちゃんも「まぁ……気ぃつけてな」と苦笑い。こえぇなぁぁ。
一通りの納車説明が終わるとついにその時が来る。エンジンを回していざ…………発進。
おおおぉぉぉ。
この時の感覚を私はきっと忘れないだろう。言葉では形容しがたい新鮮さと爽快感があった。やはり車でもバイクでも、自分で運転するのは楽しい。生きる意義を見つけたというか、生きてる実感がする。
約10kmの道程を経て帰宅した。寄り道する予定だったが正直余裕が無かった。だけど、運転する事に集中して車の流れに乗れていたので、煽られることも無く無事に帰ってこれた。
※車の路上教習の時に後ろからクラクション鳴らされるわ危険な追い越しされるわ散々煽られまくったので、煽り運転に相当ビビってたりする。
かくして、クソ陰キャぼっちオタクの私でもバイクに乗ることができた。海や山、行きたい場所は沢山ある。もちろんオタクイベントも。この相棒が何処へでも連れて行ってくれるだろう。
家に引きこもって動画だけを観ている生活はもうおしまいだ。




