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よろしくお願いします!

「ファイアーボール!」

味方から大小様々な火の玉がモンスターの群れへと飛んでいく。


「俺も!」

「イズルには温存しておいてほしいです!」

ルーナはそう言いつつ、次の火の球を放った。


モンスター達は混乱しているようだった。


このまま押し切れる!

「俺もモンスターを倒してくる!」

「あ!ちょっと待ってくださいっ!」


ルーナの静止を聞かずモンスターへと近づいていく。


「ダイイトク!」

「サンダーエンチャント!」

なんだかんだサポートしてくれるルーナが好きだよ!


モンスターの中には両生類型の、ぬめぬめ奴らが大勢いた。


火の玉がききにくいのか!


「食らえ!」

拳を振ると敵の体にビリビリと電流が流れていく。

一発殴るだけで、痺れながら動かなくなった。


いけるぞ!


「おい!左翼突出するな!

下がってこい!」

中央からギルドマスター、アレンの指示が飛んできた。


せっかくいい感じだったのに!


「もどりますよ!」

「わかったよー!」


隊列に戻ると、モンスターたちは1番奥……最右翼側から突進して来ていた。


右翼側は入り乱れての激戦だ。

俺もあっちがよかったなー!


「ファイアーボール!」

中央から左翼は次々と火の玉でモンスターを屠っていく。


「グウォーーー!」

森ならとんでもない雄叫びが上がった。

な、なんだ!?


次の瞬間、10mはありそうな巨大なゴリラが森からこちらへと走ってきた。


多数のモンスターを引き連れて。


「やばい!なんだあれ!」

「に、逃げろ……!」


周りの冒険者たちが浮き足立っている。


俺がみんなを守る!

「ルーナ!いくよ!

ダイイトク!」


「わかった!フレイムエンチャント!」


巨大なゴリラへと拳をぶつける。

体の表面は焦げ、相手の前進は止まった。

でもそれだけだ。


「ウォオオオー!」

ゴリラは巨大な拳を振り下ろしてくる。


あぶない!

下がると、さっきまで自分がいた所の地面がひび割れて凹んでいた。


なんて威力だ……!


「くっそ……!食らえ!」

次々に拳を繰り出し、ゴリラの攻撃を避ける。

こんなの食らったら、絶対一溜りもない!


「サンダーエンチャント!マジックソード!」

ルーナ!?

ルーナも前に来る気か!?


そう思った次の瞬間、背後でビリビリと感電する音が聞こえた。


「イズル!後ろは任せて!」

「……ああ!任せた!」

小物が回り込んできたようだ。

俺は正面に集中だ!


「俺たちも!」

「私だって!」

ゴンゾウとアイラが切り込んでくる。


それを見てさらに多くの冒険者たちが魔物の群れへと突っ込んできた。


「みんな!このでかぶつは俺に任せろ!あとは任せたからな!」


「おうよ!」


しかし敵の攻撃を避けていく中、一発の拳がかすってしまった。


「ぐっ……!」

体勢を崩した俺に、追撃が飛んでくる。

……避けらない!


「コンゴウヤシャ!」

凄まじい衝撃とともに、足元の地面がめり込む。


なんて威力だ……!

俺は敵の拳を跳ね除け、下がる。

危なかった……。


いまの攻撃が効かなかったからなのか。

敵のゴリラは背中を向け、逃げ出そうとした。


「マジックソーン!」

魔法でできた棘のついた蔦がゴリラの足に絡まり、体勢を崩した。


「ありがとうルーナ!ここで決める!」


モンクは戦闘が続くと、どんどんと火力と耐久力、敏捷性が上がっていくジョブだ。


しかしその能力上昇を犠牲に、高火力の一発を放つことが出来る。


時間でみれば大した火力では無い。

ただ一発での火力でみれば他の追随を許さない一撃だ。



「アシュラインパクト!」

拳が青銅色に光っていく。

ものすごい力を感じる!


ゴリラは体勢を立て直せていない。

絶対に当たる!


「これで終わりだ!」

拳がゴリラに接触すると、ゴリラの足元の地面が割れる。


先程のゴリラの攻撃を遥かに上回る破壊が、ゴリラの身を粉々にした。



「やったぞ!!」

「イズル!すごいです!」

ルーナが駆け寄ってくる。


見ると周りのモンスター達は森へと引き返していくようだ。


「終わったんだ!」

「ありがとう!イズル!」


俺とルーナは抱き合い、お互いを称えあった。


俺たちの勝ちだ!

また明日も同じ時刻に投稿します

楽しで頂けたら幸いです!

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