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声優の嫁。  作者: 出雲 美都
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うさちゃんカイロと彼

ーーわすれてた...

彼とのデートはとても楽しくて、何もかも忘れるくらいにいた私。

しかし!

私の予想外のことが起こる。

...午後2時。

とある喫茶店に来た私は、最悪な状況に陥っていた。

それは...

【2月限定 李修優衣のグッズ】

が今日発売であった事を私は忘れていた。

デートに浮かれてた私は、1番好きなアニメキャラのグッズの発売日を忘れてしまうなんて...

「あ、あの...大丈夫? 気分でも悪い? 帰ろうか??」

心配そうに顔を伺う彼...

「い、いえ...大丈夫です! あはは...」

頑張って笑ってみせたが彼は不安そうな顔をした...

気分を立て直そうとしようと考えていると、頼んだ料理が来た。

私は、軽めにサラダパスタを...彼はガッツリ系のカツカレーを。

「「いただきます」」

そう言い、私と彼は食べ始めた。

食べ終わり、ふっと一息つくと...ウェイトレスさんが来た。

「こちら、カップル限定ケーキになっております。」

そう言うと、去っていった。

「カップルって...勘違いされちゃいましたn...」

笑いながらふっと彼の顔を見ると、顔が赤く染まっていた。

「あ...そ、そうだよね!変...だよねw」

彼はそう言うと黙々と食べ始めた...

私はなぜか恥ずかしくなって顔が赤くなってしまった。

ちょっと大人なチョコレートケーキで、私は嬉しかった。

お店を出ると、雪が降ってきていた。

私は寒くて手を擦った。

すると、それに気づいたのか...

「寒いね...これ、どうぞ!」

そう言って渡されたものを見ると、可愛いうさちゃんの袋に入ったホッカイロだった。

「可愛い...」

私は思わず感嘆の声をあげた。

「こういうのいっぱいあるからさ」

そう言うと、彼は照れくさそうに笑った。

私は、心が温かかくなっていった。

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