1/6
序章
世界は終末を繰り返す
神の闘争は繰り返され
人々は英雄をもって闘争を鎮める
終末は
神の愚かさ
人の愚かさ
賢さ、強さ、弱さ、そして、
優しさから生まれる
終末は次の世界への糧となり
誰かの望んだものへと向かう
最初の終末から
その日を人は<ウォンズ>とよび
その聖域を<アスガルド>と呼ぶようになる
御伽噺のような、
神話は人々の頭から消え失せ
人は闘争する
時は経て、
銀と黒の名を持つ少年<レイナ=ヘイセスト=ティール>は、王系ギルドの命により、王女護衛の任につく。
運命とは、思わぬ巡り合わせ。
まだ、彼は自分の宿命を知らない。
※
主人公は最強クラスですが
最初から無双するほどではありません。