第3話〜
書き続けようかと悩んでいたのですが、少しでも書いてみようと思い 書かせていただきました。お楽しみいただけましたら幸いなのですが。前話までの加筆修正も終わらせましたので よろしくお願い申し上げます。
突然、である。
━━うわーん。うわーん。
ワンフロア全部を占める市民部の天井の方から大音量のそれが降ってきた。 警報音らしかった。
天井近くをゆっくり飛翔するマツタニこっけい鳥であった。
非ジョーシキ感知れ非ジョーシキ発見!非ジョーシキ捕捉!
マツタニこっけい鳥は、フロアの一辺を何度も往復しながら騒ぎ続けるのだった。
非ジョーシキ者とはもちろん、俺のことだろう。山葵丸はそれを確信していた。そうかといって、彼にはどうすることも出来なさそうであったが。階下に繋がるエレベーターは、計器盤が消灯し停まったことがわかった。気がつけば、唯一の階段室への通路も警備員によって塞がれていた。
山葵丸如きが全力を振り絞ったって、この封鎖を突破出来るとは思えなかった。
く
彼は唇を噛んだ。そして考えた。なんだ。何が非ジョーシキだと識別されたのだ?心当たりもないというのに?
これは冤罪なのではないのか?ジョーシキって何だ?罠だったということでは?
山葵丸ははてなマークを量産させ続けるしかなかった。
市民部市民サービス課の方から2人の男が近づいてきた。
━━まさか。いきなり連行されるのか?こんなものなのか?だ!か!ら!ジョーシキって何?こんな街に来たことを、ジョーシキとやらを舐めて掛かったことを後悔するしかないのな?
たくさんのはてなマークが流れ去った頃、2人の職員によって、両腕をそれぞれ掴み上げられた。
万事休すか?
いや。まだ嫌疑は不十分なハズだ。諦めるな 俺!
唇を噛み締めた。その時ど。




