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⑼『残像の行く先』ー水彩ー

㈠

考えの破綻とやらが、人生に及ぼす影響については、元来、自己の人生に付随している、残像である。そこに、水彩を塗っていく推移において、問題が付加され、思想的滅亡が、人類の課題となるまでもなく、個々人の不満と相まって、現実思想が出来上がるだろう。

㈡

そしてまた、規定された文句を投げ飛ばすかの様に、残像を明記しておけば、その後の残像の本質をも、見抜けることが出来るだろうとする、一種の理解方法が出来上がるし、何なら、其処から、派生し、果てしない空間宇宙へと進む困難をも、残像が超越するのである。

㈢

それにしても、残像の行く先を、捜していると、どうやら、自己の過去と、綿密に繋がっており、水彩は奇跡降臨の意識を、我々の発想に根付いて、形式を崩させるのであって、ミラクルをも除外する形で、意識を朦朧とさせる源意識が、影の光になっていると、推測される発光がある。