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⑹『残像の行く先』ー水彩ー
⑹『残像の行く先』ー水彩ー
㈠
俯瞰的位置から、残像は現出するだろう。思想的場所からの、観念的感覚は、オーラを纏って、所謂、スーパーラッキーへと移動したい衝動が、自己精神に垣間見れるのである。残像は、水彩である、という一つの仮定に於いて、物事は発展する。
㈡
様々なことを、現象として、思うものだ。しかしまた、心臓を超えた、最高の世界に、歓声が聞こえてくるのであれば、それはそれで、意味のある残像だと言いたいのだ。ただ、バラバラになった、宝石の欠片を探すかの様に、詩的残像は、文章に残位するのだ。
㈢
水彩とは、述べてきた様な、新疆小説を、具現化する為の、一種の限界値的発想を、物語る。何れ、自己が変容するとしても、それがまた、残像の行く先を、予め、命題として含蓄されているのであれば、残像を待つ前に、動き出した自己が、逆説的に、残像を作るのだと、水彩から享受するのである。