2,ハルピュイアの揺り籠
ハーピーの揺り籠――にしようかと思ったが、「ハルピュイア」の方が良い感じだなと思い。格好いいとかどうとかでタイトルを決めるのもな…と思う反面、自分の作品の雰囲気に似合うものはと天秤にかけたら断然ハルピュイアでありました。タイトルって大事。
さてさて、ハルピュイア。調べるとあまりイイもんじゃないですよね。不潔とか下品とかウィキに書かれてありました。ウィキだけの情報でしかないですけども、ポイントは揺り籠でございます。
たとえ育ってそうだとしても、遺伝子的にそうなるように組み込まれていたとしても産まれる前、もしくは幼いときはどうだったんだろうと妄想した結果――絵になりました。「善悪の揺り籠」とかも考えたり、ハルピュイアとは?とか、他の神話の人物らとの関係を考えたりもしましたが、私の中ではハルピュイアとはまだまだ雛であり、大人や周りの環境によって左右されるもの。
庇護し、諭さなければいけない生き物なのであります。
ある日、天から落ちたハルピュイア……優しいおじいさんとおばあさんに拾われるか、見世物小屋の意地悪い主人に拾われるか、エロさしか求めていないようなやつに騙されるか。仕分けとしては、全年齢対象、R15又はムーンライト、ノクターンですかね。
一つのことから色々と物語を作られる。ハルピュイアでなくてもいくらでも生まれると思うと、創作のタネにどう水を与えるか、日を注ぐか、ときに栄養剤をさすか肥料をまくかで物語が変わるんだろうと当たり前だけどふと思うのであります。
創作エッセーじゃなくてお絵描きエッセーなのですけど、タネはみんな同じ。何種類のタネを持っているかは違うでしょうけども。
ハルピュイアから生まれたもの――私の絵も私の育てたハルピュイアの物語の一つであります。




