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B MAIN  作者: 半半人
人間界編
99/173

本当は


 五国同盟から一年。


 主宰会議の参加者全員が再び集まり、条約を結んだ。


 五国同盟を解散し、人間界での戦争を禁止。協力して外敵と戦うことを取り決めた。


 仲間外れにしたレナードに謝罪し、新たに六国同盟を形成。人間界での結束はより固いものとなった。


 共通の敵を目の前にしてばらばらだった人間界内がようやく一つにまとまったのだ。


 巨大植物は定期的に姿を現すため油断はできない。各国で警戒度を高め、防衛に力を注いだ。



 人間界で大きな混乱があったにも関わらず、()()()それに便乗しようとする天使や悪魔の動きは無かった。それに疑問を持つ者はいなかったが、レナードだけがその真意に気付いていた。


 そう。全ては一年前にアイゼンが約束したこと。それが今、期限丁度で果たされたのだ。



 さて、これからどうするのか。僕たちはどうすればいいのか。ゼンさんに頼らずに考えて行動しろということですね。


 レナードは始めて考えることを止め、流れに身を任せることにした。


 あれ?いつものゼンさんと立場逆転してる?


◇◇◇◇◇


 その頃、アイゼン達は再び古城に集まった。


「皆無事でなによりだ。この数ヶ月危険であるにも関わらず力を貸してくれて感謝する」


 アイゼンは第一に全員を労った。依頼し、人を動かした者としてそれが当然の行為だと思っていたから。


「そう思うなら一緒に呑もうぜ」


 ザックの何気ない提案にアイゼンはどきりとした。


「それは…」

「ザックにしてはいいんじゃないかい?」


 アイゼンがそれを拒もうとするが、ピリアルトが先に乗っかってきた。 


「またの機会に…」

「アイゼン殿、妾も付き合うぞ」


 アイゼンが後退りするが、マファリスが後ろから抱き着いた。


「今でなくても…」

「オレ、苦手だけど。酒を舐める、ってカッコ良いから付き合ってやるよ」


 …ボルートのせいで完全に逃げ場を失った。


「…何だ?助けてはやれないぞ」


 ホバックに助けを求めるが全くその気は無く、


「……!」


 レニアに関しては目も合わせてくれない。


「ノーリア。お前はどうだ?」

「え、飲まないよ」


 お前のはっきりとした意思表示には好感を持てるが今この場では腹立たしい。


「…仕方ない、な」


 全員がその気なら仕方ない。


「どうなっても知らないからな!」


 酒を飲んだ後のことはすぐに忘れるため何をしでかすか分からないぞ。


◇◇◇◇◇


「…おいし……」

「ホバックー!これ美味しいね!」

「もちろんだ。試行の末に産み出した全人種対応の食用植物から取れた物だからな。美味で当然だ」

「よく分かんないけど美味しいー」

「ボルート、それとってくれい」

「うぷっ…。あいよ…うっ…」

「おい、ボウズ。絶対吐くんじゃねぇぞ」

「分かって…ちょ、席外すわ」


 それぞれが好きに飲み食いしてる中、アイゼンは。


「どうじゃもう一杯?」

「あぁ、貰おうかぁぁ」

「うふふ。顔が真っ赤であるぞ」

「熱いかあな。上着もいあんな」


 マファリスに酒を注がれ、呂律が回らなくなっていた。


「ねぇ、マファリス。隣いいかい?」

「お断りじゃ」

「厳しいねぇ」

「何じゃ?何か言いたげじゃな」

「いえいえ。何でもありませんよ」

「何だピリアルト。飲み足いないのか」

「そう言う君は大分酔っているね」


 ピリアルトはやれやれといった顔でアイゼンから遠ざかった。が、ザックに止められた。


「普通の酒にするとこいつはすぐ寝るからよ、度数の低いやつを飲ませてみた」

「だから?」

「まぁ、見てろ。アイゼン!今回は何の作戦なんだ?」

「作戦…?あぁ、あえは人間界をまとめうためにやってうだけだ。そうすえば、人間界に紛えた内通者を炙い出せう」

「ほら見ろ。いつもは勿体ぶってるけど、ぺらぺら喋るぜ」

「確かに。これは面白いね。じゃ、僕からも。君は何で人間のくせにその能力を持っているんだい?」 

「ピリアルト。言葉を慎まぬか…」

「怖い顔しないでよ。でも、君も気になるだ…いや、皆気になってるみたいだ」


 ザックのやりとりで内容を把握し、ピリアルトの質問に興味を持ったレニア、ノーリア、ホバックが耳を傾けていた。


「うっ…。ん?皆どしたの?そんな怖そうな顔して」


 戻って来たボルートが顔色を伺い、完璧に理解してそうなホバックに尋ねた。


「黙っていれば分かる」

「えぇー」

「黙ってろと言ったろ」

「はいはい」



「そうだな…。どこかあ話すか…」



 話すと長くなるが、あいつとの出会いからだな。


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