無名の英雄 登場人物等
・バーキンス・アイゼン
この物語の主人公。「決めたことは変えない」「有言実行」と自分に厳しい性格。天使、悪魔、人間の戦争“天魔大戦”を一時休戦に持ち込んだが詳細はあまり知られていない。その御礼として結構なお金を貰っていることもあまり知られていない。効率や利益、世間体を優先するため自分のことは二の次に考えることが多い。頭の回転が早く、それに伴った行動も取れる。趣味は読書。天使系統の能力、ディック・アイアンを扱える。能力発動時は体が硬化し、攻撃力と防御力が上昇し、機動力も少し向上する。
・ファーヴェル・シシリア
ヴィスティンハイムにある事務所兼喫茶店を経営する女性。アイゼンとは客と店員の関係である。ヴェイブスの娘で、コーヒー畑の管理や資材、出費などの事務作業手伝っている。
・ヴェイブス・シシリア♂
ファーヴェルの父。ヴィスティンハイムの喫茶店の店長であり、コーヒー畑を管理している責任者。アイゼンからはハゲと呼ばれるが禿げてはいない。
・ケイニー♂
ゼムレヴィンの第四階申。魔法使い兼研究者。戦争ではもちろん、文明の発展でも人間界に貢献してきた。軽い口調、緊張感の無さと人付き合いが上手い。少し自分勝手で興味本意で行動することもある。
・ヘイヴェンス♂
ゼムレヴィンの第三階申。指導者でありながら、実績も兼ね備えた武人。魔法騎士団を統括し、前線で戦う。気難しい性格だが誠実で誰よりも仲間のことを思っている。階申同士では振り回されることが多い。
・シナ・ハンク♀
ゼムレヴィンの第二階申。元狩人。独特の勘で事象の流れを予想できる。遠近に対応した戦闘スタイルで人を率いることにも向いている。実戦で最も活躍している人物。頭の回転が早く、危機を回避する能力に長けている。
・レナード♂
ゼムレヴィンの第一階申。アイゼンの知り合い。自分のためなら何でもやる。政治、戦争に慣れているのか、判断の早さと正確さが誰よりも優れている。そうは見えないが物事をしっかりと考え、発言している。
・ヴィスティンハイム
コーヒー畑しかない土地。統治する者がいないため国ではない。人間界の中心に位置する。隣接している国は六国ある。
・ゼムレヴィン
人間界最大の国。国名と首都名が同じ。ヴィスティンハイムの西側に位置する。
・フィル
人間界の共通単価。同額の紙幣と硬貨がある。