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これまで、アスペルガーであるがゆえに起こる難事を語ってきました。
もう少し、踏み込んでみます。
情報化社会、ツイッターなどの電子媒体との付き合い方です。
これはアスペルガーの人間にとって、イエローゾーン、またはレッドゾーンだと私は考えています。私自身が、手痛い経験をしたこともあります。
ツイッターは顔が見えません。声が聴こえません。
顔が見え、聴こえさえしているリアルであっても人間関係の問題を起こしやすいのに、そんな朧げな世界で誤解を招くことや失敗が起きないほうが珍しいのではないでしょうか。
もちろんこれは持論であり、中にはアスペルガーであってもツイッターを楽しんで上手に使いこなしておられる方もいるでしょう。
私も一度はやめたツイッターを再開はしましたが、おっかなびっくりな気持ちがまだ強いです。
距離の取り方の勉強だとも思っています。
気持ちを尽くしても伝わらない時は伝わりません。
誠実にと思うほど、なぜか誤解を招き、揚句、嫌悪されることさえある。
インターネットというものは、かくも恐ろしいものか、と慄いたことは一度や二度ではありません。
けれど現代ではネットは多くの家、人の生活に深く根ざしています。
このような文章を発信できるのも、ネットがあってこそです。
書きましたよ、と広く宣伝できるのも、ツイッターがあるからです。
ネット社会とどう関わるか。
これはとても微妙で、とても難しい問題だと思います。
アスペルガーでなくても、個々人の考え方には如実な違いが、実はあるのではないかと思ったりもします。
どうか摩擦を起こすことなく、円滑にネットを生活に取り入れていただければと願います。痛みが拡散されるような出来事は、あって欲しくないのです。