笑う観客泣く道化師
短いですが読んでいって下されば幸いです。
「ああ、地球温暖化はんたーいぃ」
暑い。暑すぎる。アイス食べたいけどね、やっぱり胎児に悪いと困る。
「そろそろ行かなきゃなー…。」
和人の所行けば涼しいけどさ、なんか場違い感がヤバい。でも背に腹は変えられない。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ピンポーン
『はい、笹木夏奈子様ですね。どうぞお入り下さい。和人様がお待ちです。』
「待ってたよ。」
「涼しいなー。相変わらず凄い豪邸だしさ。」
「早く行こうよ。さ、案内しなさい。永田。」
ああ、メイドも多いな。
コツコツコツコツ……
「どうぞ。」
「下がっていいよ。」
キィ…パタン。
「はあ.なんで玄関から部屋までこんなに遠いのよ!」
「しょうがないじゃん!」「で、どんな状態?」
お腹の所をめくって見せる。なんか恥ずかしい。
「………。」
ぷくっと膨らんだお腹を見て、絶句。そりゃあそうか。
「良かった〜。順調だね。」
がくっ。
普通じゃあり得ない。
「ねぇ、耳あててみてもいい?」
「……。うん。」
「ねぇ。」
「何?」
「前から思ってたんだけど、双子じゃない?」
?!
「え……?」
「だって、お腹大きいし、いま鼓動、2つだったような……。」
どうしよう、双子なんて産めるの?私…。
今後、メイドの永田の動きにご注目!