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夢と幻のキネマ館  作者: 黒木 静
上映プログラム
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2.「翡と翠のメリー」


翡と翠のメリーについて



 はじめに


 この物語は、「白と黒のメリー」の後にすぐ書かれたお話で、後日譚的なものでもなければ、続編でもない、完全に孤立した「投稿用」に書いたものです。この頃はまだ送る、送らないと悩んでいた時期でもあったため、賞を取るという意味よりも、とにかく規定内に済むものを書きたい、という気持ちで書きました。

 言ってみれば、「白と黒のメリー」の出来上がった部分から作った、小さな物語、という感じです。

 この話自体は完全に独立した物語ですが、世界観が「白と黒のメリー」と同じものです。荒廃した世界を、魔法や邪神の力で生き抜いていくというものは、「白と黒のメリー」からあまり変わっていません。ただ、この「翡と翠メリー」は、そういった戦いとは別に、彼女たちの「日常」を描いた物語だと言えるでしょう。そう言っても、やはり戦うわけですが……。

 この時に何を考えていたのか、今ではほとんど思い出せませんが、今でもその片鱗のようなものを、自分の文章の中から見つけると、なんとも言えない気持ちになるのは、きっと自分だけですね。



 あらすじ


 イギリスの元で暮らしているメリーさんが生みの親のいるドイツへ帰ってくる所から物語が始まります。「白と黒のメリー」で明かされなかったメリーさんの日常が、少しづつ見えてくる序盤から、彼女の生み出した人形たちが活躍(?)します。

 胡散臭い魔術や舞台は、おそらく「白と黒のメリー」と変わらず、シリアス90%のお話です。しかし、バトルシーンが少なくなった分、メリーや人形たちの人格が、少しずつ見えてくるかもしれません。



 最後に


 メリーさんシリーズはこの「翡と翠のメリー」と、前作の「白と黒のメリー」の二つで、他には存在しません。この後は新人賞狙いの続編なし長編をひたすらに書くことになるので、シリーズ化させることができなかったのです。今から書けと言われても、作風が変わってしまいそうな気がしますが……。

 本当は書きたかったシーンや、出てくることのなかった人形の話など、心の残りが結構があるような気がしますが、このシリーズが終わった後は、この「夢と幻のキネマ館」のほうに「夢と現のアリス」を移動させる予定なので、よろしくお願いします。



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