表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

第零話:開扉 - 深き嘉きものに触れし者へ -

はじまりは、誰にも知られていない。


星は声を持たず、神もまた言葉を与えなかった頃、 世界はただ“在る”ことの意味を問われていた。


焦がれる祈り、刻まれる傷、燃ゆる信。 ひとつひとつが名を持ち得ぬまま、 それでも理を生み、血脈をつなぎ、記録となってゆく。


誰も語らなかった“深ききもの”たち。 声なき歴史の綴れ織り。 それらを拾い集め、繋ぎ合わせるために、 今、封ぜられたページが、開かれる。


――これは、語られなかった星の記録。 誰かが書き、誰にも読まれなかった物語。


あなたがいま、触れているものこそ、 断たれし記憶の続き、 世界の“もう一つの綴り”である。


深嘉断章しんかだんしょう


封印を解き、記録を綴れ。 この星が、嘉きものとして在るために。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ