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旅立ちの日
大臣婦人、なな(ナオ)の物語
私は普通の女の子
お母さんはアゲハ
お父さんはいないけど優しいお兄ちゃんがいる
そう思って生きていた
あの写真とひょっこり現れた父と出会うまでは
まさか自分の実父が元アイドルなんて思っても見なかった
私が育った奥多摩では学校にも行きづらいだろうとおかあさんの実家に5歳で引っ越し幼稚園には車で通った
それは小学校も同じでそれが当たり前だと思っていた
たまに友達も乗せてみんなの下校時間には帰らずおそめに帰る
それが特別だと知った時にはまわりには傲慢に振る舞う友達ばかりになっていた
違和感そして威張る友達が嫌になり図書館に逃げ込むようになった
そこは私設図書館で小さな風変わりな図書館
そこで不思議な本と出会った。




