「登場人物紹介・アギト編」
サイロン「今回は趣向を変えて、登場人物の紹介コーナーを設けたぞ!」
アギト「・・・って、何でサイロンが司会なんだよ。」
リュート「物語の中で一番テンションが高くて、一番おしゃべりだから
じゃないのかな?」
サイロン「では、まずは物語の主人公から紹介するのがセオリーと
なっておるが・・・。
困ったことにこの小説では、お主ら二人が主人公じゃから
のう・・・。
二人一緒に紹介するわけにはいかないんじゃが・・・。」
アギト「だったら普通にジャンケンで決めたらいいじゃん。
勝った方が、先に紹介される。
真の主人公として!」
リュート「え~? 作者の意向じゃ第1部は僕が主人公の
はずなんじゃないの?」
アギト「勇者役を否定したお前が言う権利は、ないっ!
ほれ、ジャンケンいくぞっ!?
ジャ~~ンケ~~ン・・・。」
アギ&リュー『ポンっ!』
アギト「やりぃ~~っ、オレの勝ちぃっ!!」
リュート「あ~あ・・・。」
(でも、一番最初ってのはちょっと抵抗あるし
これでいっか・・・。)
サイロン「ん? 決まったようじゃな。
では第1回キャラクター紹介の一人目は、
レムグランドの光の戦士、アギトじゃ!」
アギト「おう! これでオレのファンが増えるってモンだぜ!」
サイロン「・・・それはどうかのう。」
名前 六郷アギト
誕生日 4月10日
年齢 12歳(本編「ツインスピカ」第1部の時点で)
血液型 B型
種族/身分・階級 日本人/小学6年生・光の戦士
身長 138センチ(本人非公認)
髪の色/瞳の色 青/青
基本属性/マナ指数 火・光/880
趣味 テレビゲームやネットゲーム、冒険モノや
ファンタジー系の小説やマンガ・アニメの観賞。
好きな食べ物 にんじんなし(もしくはすりおろし)のカレーライス。
嫌いな食べ物 にんじん。
利き手/使用武器 右利き/剣
好みのタイプ 柴咲コウみたいな綺麗なお姉さん。
嫌いなタイプ 偉そうな態度をした大人。
好きな色/嫌いな色 青/どぎついピンク
好きな動物 犬、特にシベリアンハスキー。大きくて強そうだから。
嫌いな動物 ゴキブリ、素早い上に飛んで来るから。
長所 基本的にポジティブ思考。逆境には割と強い方。
短所 自己中心的で、まず人の話を聞かない。
性格 元気で明るく前向きだが、心を許した相手にはとことん
ワガママ全開になる。
家族構成 父、母、アギトの三人家族。
現在、父親は海外出張中。母親は滅多に家に帰らない。
家柄 貿易会社の社長の息子。
親しい人物 親友のリュート。
師事する人物 オルフェ。
戦闘タイプ 典型的な前衛戦士タイプ。
HP(生命力)・AT(攻撃力)・DF(防御力)の
高さは、ジャックの次に高い方。
しかし、MAT(魔法攻撃力)・MDF(魔法防御力)の
低さは致命的。
火・光属性の魔法をそこそこ習得することは出来るが、
そのどれもが攻撃系ばかりで、基本的なMATが低い為に
期待は出来ない。
なお、回復系や補助系の魔法は一切覚えられないように
なっている。
サイロン「・・・以上がプライベートな内容以外、全て初期の精密検査により
判明したデータじゃ。」
リュート「・・・って、殆どプライベートなプロフィールじゃないですか。」
サイロン「仕方なかろう、グリムからもらったデータには数字しか記載されて
おらんかったからな。
そんなモンを見て何が面白いというのじゃ、何が楽しいというのじゃ?
しょーがないから、余がチョチョイっと趣向を凝らしてみた!
本人を問い詰めて聞いた内容じゃから、正確な仕上がりじゃぞ。
QCDを守るプロ根性の為せる業じゃ!」
リュート「え・・・? QC・・・D・・・!?」
サイロン「Qとは、クオリティ(品質)!
Cとは、コスト(費用)!
Dとは、デリバリー(納期)のことを言うのじゃ!
商売人ならこれ位知っておいて当然じゃぞ、小童よ。」
リュート「なんか、も・・・どうでもいいです。
そんなことより、これが第1回目のキャラクター紹介になるんですけど。
基本的には何をするんですか?」
サイロン「うむ、基本的には紹介したキャラクターについて各国の著名人や関係者に
集まってもらい、とことんその紹介人物をなぶる・・・じゃなく。
どういった印象を持っているのか、色々と裏話を聞こうと思っておるぞ。」
リュート「今・・・、なぶる・・・って・・・?」
サイロン「では、早速始めようとするかの!
まずはレムグランドからじゃ!」
リュート「ちょっと待ってくださいよ!
えっ!? これってそういうコーナーなんですかっ!?」
~レムグランド編~
サイロン「では、早速アギトの本拠地であるレムグランドで色々と話を
聞いて行こうとするかのう!
集まってもらったのは、以上の面々じゃ。
ほれ、順番に挨拶していくがよい。」
ザナハ「・・・何これ、名前を言っていったらいいわけ?」
ミラ「多分そうだと思いますけど・・・?」
オルフェ「まぁまぁ二人とも、どうせ記事には名前が表記されていますから
難しく考えなくても適当にしていればいいんですよ。」
ジャック「そういやお前、首都の某有名雑誌のインタビューやら何やらで
取材慣れしていたな・・・。」
チェス「あ、それオレも見ました!
『首都の王国騎士、人気ランキング!』とかっすよね!?」
グスタフ「大佐、別に騎士じゃないのにな・・・。」
ドルチェ「異例の首位獲得、ジャンルが違うにも関わらずランクインして
即殿堂入りした・・・。」
アシュレイ「全く馬鹿馬鹿しい、市民はそういうのが本当に好きだな。」
ミア「あら~?
でも最新号を見たら、今現在首位を獲っているのは『謎の黒衣の剣士』
になってるわねぇ~。
テーマをまるっきり無視した趣向は、今も昔も変わらないみたい。」
サイロン「・・・というわけで、以上の面々にアギトについて語ってもらう
ことにしようかの!
第1回ということで、多少のぐだぐだ感を感じないでもないが
気にせずサクサク行くのじゃ!
そうじゃのう・・・、ここにいる人間は皆アギトとの面識があるし
面白い話などが詳しく聞けそうじゃ。
まずは光の神子から行こうかの!
姫よ、お主はアギトについてどう思っておる?」
ザナハ「下品で口が悪くて全く好感が持てない不良少年かしら?
いっつもだぶだぶのだらしない格好をしてるし、正直言って
あいつが光の戦士じゃなかったら、一切接触することなく過ごしてたわ。」
サイロン「なるほど、姫は随分な照れ屋さんと見えるのう。
本当は気になるのに本当の気持ちを言えない、クラス委員長と不良少年。
・・・といった関係じゃな。」
ザナハ「なんでそうなるのよ、てゆうか後半意味がわからないんだけど?
そんな知識どこで得たわけ。」
サイロン「では次! 師匠であるグリムから。」
オルフェ「特にありません。」
サイロン「では次! ジャック。」
ジャック「おいおい・・・、このコーナーそれでいいのか!?」
サイロン「うろ覚えではあるが、グリムはアギトに対しての印象をある程度
本編でクソミソに発言しておったはずだから、いいんじゃよ。」
ジャック「まぁいいか・・・。
そうだな~改めて聞かれると難しいが、とにかく明るくて元気な
いい奴だと思うぞ!?
ザナハの言うように確かに口は悪いかもしれんが、一部の読者には
それが好印象だったりするしな。」
サイロン「なんじゃつまらん、このコーナーでは裏話を期待しておると
言うのに・・・。
誰かアギトに関するとっておきの恥ずかしい情報とか、持って
おらんのか!?」
チェス「はいはい! オレ、結構いいネタ持ってると思うんすけど!」
サイロン「ほう! では話を聞こうかの!」
チェス「実はアギト達とは洋館で、それなりにダベったりしてるんすけどね。
その時にアギトの奴・・・かなりのボイン好きであることが判明
したんすよ。」
ザナハ「うわ、最悪! キモっ!」
オルフェ「それはお前のことだろう・・・。」
チェス「あっ、大佐! みんなには内緒にしてって言ったのにっ!!
と・・・とにかく、妙にアギトの奴が中尉の胸元ばかりに視線が
いってたのに、これで合点がいきましてね・・・。
中尉、これからアギトには気を付けた方がいいっすよ!?」
ミラ「ええ、少尉にも気を付けるようにしますね。
教えてくれてありがとう。」
チェス「ぐっさーーっ! 大佐のせいで墓穴掘ったーー!!」
グスタフ「でもそれって普通じゃね? ・・・男なら。」
サイロン「そうかの? 余はどちらかといえば、程良く手の平に収まる位が
好みじゃがのう・・・。」
ジャック「あ、奇偶だなぁ! 実はオレも・・・。」
ミラ&ミア『一体何の話で盛り上がっているんです・・・!?』
男性一同『すみません』
サイロン「・・・他に恥ずかしい暴露話はないかの?」
オルフェ「そうですねぇ・・・、あまり思い出したくない記憶ではありますが
以前『静止世界』で過ごした時の話があるんですけど・・・。」
ドルチェ「大佐とアギトはその世界で、約半年二人きりで過ごした・・・。」
サイロン「ほう、一体どんな話じゃ?」
オルフェ「いえ、大したことではありませんよ。
まずは本編を読破なさってる読者なら、当然の知識ですが・・・。
朝に弱く、特に目覚めてから約1時間は機嫌が最悪の状態になる。
食事スピードが尋常じゃない位、早い。
料理が出来ない。
あの性格からは考えられませんが、意外に綺麗好きのようでマメに
掃除をしてますね。」
サイロン「なんじゃ、案外普通の内容ではないか・・・。」
オルフェ「いえいえ、本番はこれからですよ。
大浴場に入った時、まぁ・・・まだ子供ですから仕方ありませんが
恐らく皆さんが想像していた以上に・・・。」
ザナハ「わぁーーーーーっ!! 何の話をしてんのよっ!
そんなことこんな所で言う内容じゃないでしょっ!?
てゆうか聞きたくないしっ、全っ然興味ないしっ!!」
グスタフ「あぁ・・・、あれっすよね!?
オレもちらっと見たけど、アギトの奴・・・。」
ザナハ「やめろっつってんでしょ!!」
がっしゃあーーん! ばきばきばきぃっ! がごーーん! ぐしゃ・・・。
サイロン「・・・姫が暴走した為、これ以上のインタビューは決行不可能と
なったのじゃ。
レムグランド編はここまでにして、次はアビスグランド編へ突入!」
~アビスグランド編~
サイロン「では、始めるとしようかの。
アビスグランド編では、アギトと面会した人間が少ないということも
あるのでプロフィールと写真を見せながら話を聞こうと思う。
ルイド、ヴァル、ブレア、フィアナ、ゲダック、ジョゼ、そして
ベアトリーチェじゃ。
まずは面白い話を聞けない面々の話から聞いて行こうとするかの。
ほれ、これが光の戦士じゃ。」
ベアトリーチェ「ふぅん・・・、随分と生意気そうな顔つきじゃな。
初めて会った頃のルイドを思い出すようじゃ。
しかし・・・まだまだ子供、興味はないな。」
サイロン「いや、別にお見合い写真とかじゃないんじゃがのう・・・。」
ジョゼ「これが光の戦士・・・、闇の戦士によく似てる。」
ゲダック「ふん、ワシも興味がないのう。 故に話すことは何もない!」
ヴァル「オレもあまり接点がないからな・・・、サイロン殿の望むような
話は出来そうにない。」
ブレア「同感だわ。
そもそも本編が遅筆な上に展開が牛歩的だから、このタイミングで
こんな企画を立ち上げる方がどうかしてるわね。
ヘタなことは言えないし・・・。」
フィアナ「ここに来た時点で問題があるんじゃないかしら?
大体あたしはお兄様の紹介の時に出たかったんだけど、どうして
こいつが一番最初なわけ。」
サイロン「ここの奴らは冷たいのう・・・、一応印象だけは聞いておこうと
わざわざ立ち寄ったというのに。
大体来なかったら来なかったで、お主らキレるじゃろうが。」
ジョゼ「印象・・・。
そうね、何だか青い瞳の奥に・・・強い意志のようなものが
感じられるわ。
決して折れない心、諦めない気持ちが表れているよう・・・。」
ブレア「・・・でも所詮はレム側の人間、語ることなど何もないわ。」
ヴァル「いい加減にしないかブレア、サイロン殿にも失礼だろう。
まぁ・・・、あのグリムに弟子入りしている位だ。
相当な根性を持っていることだけは、確かだな。
実際のところは、剣を交えてみないとハッキリしないが・・・。」
ゲダック「ふん、野蛮な奴め。
武器を交えなくとも、秘められた魔力を探れば強さなど容易に
わかるわい。
マナ指数の割に魔力が低すぎる、これじゃ話にもならんな。」
フィアナ「でも、いたぶり甲斐はありそうよ?
こういう奴を拷問したら、いい声で泣いてくれそう。」
サイロン「なかなかいい話が出て来んのう・・・。
どうじゃ、ルイド?
さっきから黙っておるが、何かコメントはないのかの?」
ルイド「オレか?
そうだな・・・、光の戦士について感じたことなら本編で少し
語っていたが。
ジョゼの言うように、こいつはどんな苦境に立たされようとも
決して諦めない根性を持っているのは確かだな。
それに・・・、絶対に仲間を見捨てない心を持っている。
敵に回せばこの上なく恐ろしい存在に成長することだろう。」
サイロン「お? 随分と過大評価じゃな。
どうやらルイドはなかなかアギトのことがお気に入りのようじゃ。
では、これ以上ここにいてもこれといった収穫はなさそうなので
アビスグランド編はこれにて終了とするかの!」
ベアトリーチェ「ところでルイドの紹介は、いつになるんじゃ!?」
サイロン「では、次なる舞台はミズキの里じゃ!」
~ミズキの里~
サイロン「ここもアギトについての話は期待出来んから、サクっといこうかの。」
イフォン「光の戦士について話せばいいんですか?
そうですね・・・、負けず劣らずの馬鹿っぷりってのは
断言出来ますよ。」
ハルヒ「お前、一体誰と比較して断言しているっ!?」
メイロン「妾はな、妾はな! こやつのこと気に入っておるぞ!
レムグランドの首都で、兄様を助けた人間じゃからな。」
サイロン「なんと!? 余はアギトが義弟になることなど認めんぞっ!?」
イフォン「てゆうか、誰一人として認めるつもりありませんよね。
重度のシスコンぶりは、レムグランドの王子といい勝負ですから。」
~再びレムグランド~
アギト「なんじゃこの体たらくぶりわ・・・。」
サイロン「いや~、メイロンの婿候補について熱くなり過ぎてのう!
お主に関する話を聞くことが出来んかった、すまんすまん。」
アギト「じゃなくて・・・、ロクな話題ねぇじゃんか。
何だよこのぐだぐだ感わ!?
第1回目に輝いたオレが恥ずかしいわっ!」
リュート「そうだよね・・・、あとのキャラに至っては本編との絡みを
考えたら、もはやパロディとしてやってくしかなさそうだもんね。
ネタバレしない程度に・・・。」
アギト「つーか、完全にネタバレそのものじゃん!
本編との折り合い考えて・・・とか、そういったレベルじゃなくなって
きてるじゃん!
何? 何でちゃっかり『ぼいん好き』明かしちゃってんだよ!
もろ恥ずかしいわ! ミラとの会話シーンでオレが常に、胸にばかり
視線が行ってるように感じるわ!」
リュート「でも・・・、本当のことだしね。
結構ミラさんの胸元に釘付けになってるシーンとかあったし。」
アギト「やめろぉぉぉおおぉぉーーーっっ!
これ以上オレのイメージをぶち壊すのはヤメろぉぉーーーっ!!」
リュート「アギトはまだいいよ、僕なんか次回紹介されるのが怖いんだから。
インタビューの時には本人交えないで勝手に話をされてる上に、
結局最終的にはそれを全て聞いた状態で締めることになってるし。
何言われるかわかったもんじゃないよ・・・。
あ、胃が痛い・・・。」
サイロン「では、次回は自分の噂がとっても気になるリュートじゃ!
キャラクター紹介のコーナーは不定期に挟む形になるが、
基本的にはエピソード集であることを、忘れぬように!
以上、進行役として龍神族代表のサイロンがお送りしたぞ!」
遂に勝手に始めてしまいました、登場人物紹介。
これで少しでも各キャラクターに好感を持って
もらえたら、幸いです。
サイロンが紹介したように、次回はリュートを
予定しております。
何か読者様の方からリュートに対して質問が
ありましたら、ぜひとも紹介させていただきます。