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第0章第1話:愚痴っぽく始ります

基本剣の視点です。

たまに持ち主の視点になるときもあります。

突然ですが私、剣です。


ええ、とりあえず言っておきますが剣という名前ではありませんよ。

武器の剣です。

騎士や傭兵の方々がブンブン振り回して戦ったりする時などに使われるものですよ。


なぜ、その剣がこうして語りかけているかというとですね、もちろん理由があります。


私を鍛えてくれた方がですね、とても腕のよい方なのですよ。しかもその方がどこぞの怪しい人から買ったとても怪しい金属から作られたのです。

そしたらなぜか私、魂が宿ったのですかねぇ、こうして喋れる様になってしまったのです。

まぁ喋れるといっても持ってる人しか聞こえませんけどね。

あぁ、もちろん周りも見えますし音も聞こえますよ。

いやあ自分のことながら不思議ですねぇ。


だというのに、私のお父さん(鍛えてくれた方)は私のことを最初こそ驚いたもののどうでもいいと一蹴し馬鹿な貴族からぼったくればいいのに、そこらの武器やに100Gで売ってしまったのです。

元手が怪しい金属の10Gのみで他はもらい物で作られたから儲けは出ています。

ですがこんなに珍しい剣をたった100G、量産のショートソードと同じですよ。あんまりじゃないですか。

ついでに言えば切れ味も普通の盾くらいなら紙のようにスパッといけるほどだというのにあの方に商売の腕を求めるのがまちがいなのですかね。

だからといって100Gはないと思いますよ。

ここ三日ほど何も食べていないから適当に鍛えたとはいっても、ほんとないと思います。


まあ、そういったわけで私は他の剣といっしょに無造作に箱に入れられて売られています。

こんな喋る剣、誰か買う人はいるのでしょうか、非常に心配です。

はじめまして、とりあえずここまで読んでいただきありがとうございます。

第2話は一週間くらいで更新したいと思っています。

引き続きよろしくお願いします。

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