ククアナ国独立義勇軍
ククアナ国、その歴史は古くソロモン王朝の時代に遡る。
かつてククアナ国には、ソロモン王朝のダイヤモンド鉱山があった、その鉱山を目当てに大英帝国が支配してから数世紀。
ククアナ国独立義勇軍は誕生した、おおよそ100年前の出来事である。
ククアナ国独立義勇軍は最初、手製の槍や斧そして、単発で撃てる改造銃などでゲリラ戦法で戦って来た。
やがて独立義勇軍の勢力エリアでダイヤモンドの鉱脈が発見される。
鉱脈を発見した独立義勇軍は手掘りでダイヤモンドの原石を掘り出し、そして物々交換で武器を手に入れる。
そしてこの出来事がククアナ国独立に繋がる事になった、大英帝国は国内の軍隊に最新の装備を優先的に回し。
植民地には古い装備ばかり送っていたツケが回る事になる。
ダイヤモンドで最新装備を手に入れた独立義勇軍は戦車や戦闘機などの物量作戦で、大英帝国を追い出す事に成功する。
かくしてククアナ国は大英帝国の植民地から、新生ククアナ王国としてデビューする事になる。
そしてそのククアナ国に武器を流していた人物とは?
異世界開拓地フロンティア地方の異世界ニホンとの玄関口、壁の街。
その ウオー・ストリートの表通りにあるガンショップ。
アラモ銃砲店の主人その人だった。
インクブはロックに言われて入ったアラモ銃砲店で数年ぶりの再会をする。
店内に嬉しそうな弾んだ声が響いた
「なんで!アンタがこんな所に居るんだ
!!」
突然、入った途端に驚いて大声を出しているインクブの方を見てアラモ銃砲店の爺さんは。
「相変わらずやかましいハナタレ小僧だな、インクブ」
そう言ってからニヤリと笑うと、奥の倉庫に誘った。
アラモ銃砲店の奥、そこは倉庫になっており数々の小火器と弾薬が並んでいた。
倉庫の中に椅子とテーブルがあり、インクブとイザベラに椅子を勧めると、住み込みの見習い少年ブロスに店番を頼み、嫁にお茶を頼んだ。
しばらくしてお茶が来てから、3人でお茶を飲みながら話す。
爺さんはイザベラの方を見ると、
「お嬢さんとは、はじめましてかな?
儂はここにおるインクブに昔、武器を卸しておった者です」
そう言ってからお茶を啜るとインクブの方を見て
「初めて会った時はインクブは少年兵でな、ハナタレ小僧がカラシニコフを持って護衛を勤めておった」
それを聞いてインクブは。
「ハナタレ小僧は辞めてくれ爺さん、昔の話だ」
そう言うと、なんで異世界に?、そう聞くインクブに爺さんは。
「幌馬車に乗って未知なる異世界、まだ誰も行った事の無い場所に、行商に行く」
憧れだったんだよ、そう言うと爺さんは語り出した。
「儂のご先祖様は、米国の開拓時代に幌馬車にウィンチェスター・ライフルとSAAを積んで、ひと財産築いた商人なんじゃよ」
そう言うと爺さんは眼を輝かせながら。
「いつかやりたいと思っておったんじゃ、異世界が日本と繋がった話を聞いて、居ても立ってもいられずに飛び込んだわ」
そう言うと爺さんはインクブの方を見て
「ククアナ国との商売も切れたしの、………まあ潮時だったわ」
そう言うとお茶を啜った、それを聞いてインクブが。
「切れた?…爺さんとの事は引き継いで言っておいたんだが」
そう言うインクブに爺さんは。
「………注文を白紙にされたんじゃよ、仕入れた分も無かった事にされてな」
壁の向こうの世界〈地球)の合衆国倉庫に置いたまんまじゃよ、そう言うとインクブの方を見て。
「戦車や対戦車ヘリなんて早々売れんわ、倉庫代で赤字ばっかり出おる」
それを聞いてインクブが。
「あるのか…対戦車ヘリが?!!」
爺さんはお茶を飲みながら。
「ああ?…あるぞい?…お前引き取れるなら引き取ってくれんか?倉庫代が高くてかなわん」
キャンセル料と倉庫代、割増料金でこれだけじゃ。
爺さんはメモに走り書きを書いてインクブに渡すと。
「サービスで対物ライフルも付けるぞい?」
そう言うと、良い笑顔で笑った




