ククアナ国
ククアナ国
アフリカ大陸の中央部に位置する最近、大英帝国から独立した国
ダイヤモンド鉱山を持つこの国は長い間植民地として支配されてきた
100年前ククアナ王国の2人の女王が独立を宣言し大英帝国に独立を宣言する
しかし大英帝国は軍隊を送り弾圧は100年に渡って続いた
ククアナ王国は先祖はズールー族から別れた部族が先祖でズールー語が広く使われていた
象を意味する言葉 象
ガラスの目を意味する言葉 光る目
夜も寝ないで油断しない男
この3人の軍人がククアナ国、独立軍に入って数十年、ククアナ国はつい最近大英帝国からの独立に成功する
しかしククアナ国の軍隊の中での3人の影響力を恐れたククアナ国の政治家達は、古い装備品を異世界開拓地に送る条件として、3人を軍事顧問として受け入れる事を条件に出す
その結果、異世界開拓地に初の軍事顧問が着任した
机の上に広げた地図を見ながら考えていると、ドアをノックする音が聞こえた
入るように声を掛けると3人の黒人が入ってきた
3人は部屋に入ると領主の前に並んで敬礼をする
「お呼びでしょうか?閣下」
声を掛けたのはインクブ(象)と呼ばれる男で2メートルを超える巨漢で体重は100キロを超える、近接戦闘が得意で前線では常に部下と肩を並べて戦う事から絶大な人気を誇る
アルフレッド ファン フロンティア卿はこれまでに起こった事を説明した
「家族と財産を守った男、骨がありますな」
そう言って笑った男はボーヴァン(ガラスの目)と呼ばれる男で身長は180センチでやや小太りな男で眼鏡を掛けていた
長距離射撃の教官でククアナ国軍の狙撃部隊の隊長だった男である
「しかし計画が狂いましたな、修正が必要です」
そう言った男はマクマザーン(夜も寝ないで油断しない男)と呼ばれる男で
身長は170センチと小柄で3人の中では1番年上で頭にも白髪が目立つ老人だった
ククアナ国軍の中でも作戦参謀だった男で前線の防衛陣地の設営が上手く、仕掛け爆薬の設営が上手かった
その3人に向かって(フロンティア)領、領主アルフレッドは修正案の検討に入った
「問題は時間です閣下、時間を稼ぐ必要があります」
マクマザーンがそう言うと説明を始めた
隣領のブロッケン領が国境を閉鎖し(フロンティア)領を封鎖した時からこちらが疲弊してから攻め込むつもりだったのは明白だった、
そのためブロッケン領との国境に砦を建設する予定だった
「早急に防衛線を構築する必要があります閣下」
マクマザーンが地図を見て説明する
「隣領との境目は川が目印になっており橋で渡るようになっております」
橋を渡った所に馬防柵を用意し馬と歩兵を足止めする、そこから400メートル離れた所に銃座を据えて止まっている所を狙撃する
それがマクマザーンの案だった
ボーヴァンが説明する
「現在、わか領軍に射撃の訓練をしておりますが動く的にはベテランでも当たらないものです閣下」
「現在、我が軍には工兵がおりません閣下、ギルドに依頼を出す必要があります」
そう
軍隊は戦闘だけでは無い、食料を調達、薬と医者の手配、弾薬やその他消耗品の物流を回す必要がある
前線1に対して後方支援は9は必要と言われている
現代では物流の手配と護衛などは民間軍事会社に任せて経費を押さえているくらいなのだ
「必要な物は手配する、ギルドにも依頼を出そう」
そう言うと(フロンティア)領、領主アルフレッドは3人に向かって言った
「領軍は隣領との境に赴き必要な処理を取れ
采配は任せる」
それを聞いて3人は敬礼した後
「かしこまりました閣下」
そう言って部屋を後にした




