初めてのお茶会 初めてのテレビ取材
開拓地のお茶会の抽選結果はテストパターンとして15名になった
移動用のワゴン車2台で移動用するので
ドライバー2人、ツァーガイド1人の計18名は最寄りの駅で早朝待ち合わせて、それからワゴン車で移動、トンネルを通ってリフトで上に上がる際は一旦降りてもらって別で移動、これは重量の関係で上に上がってからまた乗車して移動
通訳の魔石は数の関係上、ツァーガイドと開拓地シスターズ
それと今回は追加のメイドとして獣人族の女の子に手伝って貰うのでその子に付けてもらう事になった
あと万が一魔獣に襲われる事を考えて、髭先生と斎藤さんの猟友会メンバーに護衛として熊先生のジムニーで付いて行ってもらう事になった
この辺は後々日本政府との話し合いで開拓地に銃を持ち込む話をする必要がある
その為にもまずツアー参加者にネットで動画配信をして貰って異世界開拓地を日本政府に認知してもらう事から始める事になった
ツアー参加者はトンネルを抜けた先の自然豊かな異世界に驚く事になる
万年雪の魔石山脈
白人系開拓民の開墾作業
角ウサギなどを遠目で見ながら
移動して開拓地の首都、フロンティア シティーに着いた
首都と言ってもメインストリート1つの農家の大地主程度の屋敷である
しかし庭は広い為そこでお茶会を開く事になった
ツアー参加者が庭に用意したテーブルに座ってからアイラ達開拓地シスターズの3人がメイドの獣人娘とツアー参加者にお茶を振る舞いトークショーのスタートである
参加者の大半は獣人娘のケモ耳に興奮し、記念写真を撮影していたが
未だ疑う一部の人達にビデオで撮影してもらった動画を再生してもらうと
さっきまで日本語で聴こえていた言葉が、全く聴いたことの無い言葉で再生されている事に驚きここが本当に異世界だとゆう事を認めるしか無かった
そして駄目押しが帰りに見た夕方の空に浮かぶ2つの月だった
参加者は家に帰るとそのままの勢いで撮った動画や写真をネットで拡散し
異世界の開拓地の話はネットで話題になり
テレビ局から取材のオファーが来る事になる
テレビのワイドショーの取材で
レポーター カメラマン 音声
その他 ADやディレクターなど数人の取材だったのだが放送されるや否や
反響は凄まじく しばらくは田舎の過疎地に取材陣が殺到して大騒ぎになった
そして外国のメディアが報道に来る事になり
やっと日本政府が重い腰を上げたのである
異世界開拓地に日本政府から会談の場を設けて欲しい
その連絡を受けて異世界開拓地領 領主
アルフレッド、ファン、フロンティア伯爵と
日本政府との会談が行われる事になった




