トンネルを越えて
「しかし、まあなんと言うか、見事にちぐはぐと言うか」
そうオタが言う通り、前回の4人が勢ぞろいしていた、その様はまるで
「コスプレ?」
そうオタが言った途端、桜が
「それならどんなに良かったか」
そう脱力気味に呟くと、アイラに向かって
「で?今回はどうしたの?」
そう言う桜にオタが
「桜さん、通じませんてーw」
っと突っ込みを入れた途端
「わかってるけど、言わせてくれ〜ええええ」
桜の悲惨な叫びがこだまする
その様子を見ていたアイラがガンダルの方を見ると、ガンダルも頷いて2人共席を立つ
そしてアイラは桜の手を取るとグイグイ引っ張って、外に出た
そしてガンダルが現場監督とオタをうながすと、外に出る
それを見たオタが
「これは多分、トンネルの奥に行くパターンっすな」
そう言うと、現場監督が
「じゃあ、戸締りしてフェンスの鍵を取って来ます」
皆でフェンスのトビラの前で、現場監督の鍵の解錠待ちをしている間に
桜はスマホで署長に状況を説明すると署長は
「夜までに連絡が無かったら、捜索隊を派遣する」
そう言ったので、それをオタに伝えると
「保険ゲットですね」
そう言ってる間に開錠したので皆で入る
最後に現場監督が入ると、アイラが皆をうながして中に入った
トンネルは所々工事用の灯りが点いていて歩く分には困らない、そして行き止まりまで行くと、天井に穴が開いていて、木のハシゴが掛かっていた
「いつの間に?」
現場監督がそう呟く
アイラは慣れた様子でハシゴを登る、上がってから手招きされて全員で上に登ると、そこは洞窟だった
天井までの高さは5メートルくらい、広さは15メートルほどで、直ぐに出口があるため中は明るい
アイラに、うながされて皆で外に出ると
外には馬車が停まっていて、外にテーブルと椅子が用意されていた
そしてそこに明らかに服が豪華な中年の男性が座って居た、その人物が皆を見つけると席を立って手招きする
アイラが男性に近づいて何か話し掛けると男性は頷いて3人に席に着くようにうながす
3人が席に着くと、馬車から豪華な装飾がされた箱を取り出す
テーブルにそれを置いて箱を開けると、赤い石が付いたペンダントを取り出して、座った3人に渡すと頭から通して付ける様にジェスチャーする
ためらいながらも3人が付けるのを確認してから男性が喋り出す
「私の喋っている言葉がわかりますか?」
そう言うと、桜が
「言葉が解る?何で?」
そう言うのを聴くと、男性は満足した顔をして
「それは、通訳の魔石と言われている魔道具です」
そう言ってから男性は
「改めてご紹介させて頂きます
王国領、(フロンティア)辺境伯、伯爵位のアルフレッド、フォン、フロンティア
と申します」
それを聞いたオタが
「貴族様来た〜w」
そう、呟いた




