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レッドボアの最後

それは外に出て怒りに任せて、焚き火を蹴散らした後に始まった、周りを見てみれば大きめの二本足が群れでじっとしていた

食らってやる

そう思っていた矢先、身体のあちらこちらに痛みが走った



「やっぱり当たってるの半々だな」

俺がそう言うと

「うーん、こればっかりは練度の問題ね」

そうアイリーンが返した途端に一斉に音が鳴り止んだ


M1ガーランドは8連発だ、打ち終わった途端にクリップが飛び出してボルトが後退して止まる


皆、弾が8発溜まっているクリップを上から押し込んで装填するのだが、中には焦って上手く行かない者も出ているため、射撃がまばらになっていく


「弾幕薄いよ、何やってんの」


アイリーンがコーヒーに入れる白い粉さんのセリフを言いながら、MP5を構えてセミオートで狙って撃つと、レッドボアの目玉が弾けた


レッドボアは初めて、身体に何かが刺さる様な痛みに戸惑っていた

やがてそれが数を減らして来たので様子を見ていたら、目に痛みが走った

今までに無い激痛に怒りを覚えると、正面に小ぶりの人型が見える

お前から喰ってやる

そう思ったレッドボアは、その人型を狙って前進する


「やだ、何あれ?真っ直ぐに向かってくる」

そうアイリーンが言う通りレッドボアは一直線に前進し出す

「ああ、ヘビは全速で移動する時はあんな感じで、腹の下の鱗を動かして移動するんだよ」

そう言うとアイリーンに向かって

「拳銃弾だと通らん、AKとレミントンで前に出るから、アイリーンは後退しろ」

そう言ってからAKでレッドボアの顔面を狙って単発で打ち出す

アイリーンが後退して代わりにセルゲイが隣にきてレミントンショットガンを撃ちだした


レッドボアは真っ直ぐに獲物に向かって走っていた、その途中で顔面に衝撃が走る、次々と頭に集中して来る痛みにたまらず

何なんだこれは?

そう思いながらも堪らずにその場でのたうち回って痛みを忘れようとした


俺はレッドボアの頭を集中して、狙い撃ちして潰していく

レッドボアの頭の肉が爆ぜて骨が剥き出しになっていく

隣でセルゲイが撃つOOBの鹿弾は、ベアリングくらいの弾が詰まっている

それが次々と剥き出しになった、頭の肉の中にめり込んでいく

俺はレッドボアの目と目の間の少し後ろ

脳があると思う所にカンで撃ち込む

白い骨が剥き出しになった所でマガジンが空になったのでマガジン交換をすると

次々に剥き出しになった頭蓋骨に銃弾を叩き込んだ


レッドボアはのたうち回っているうちに頭に次々と痛みが来たと思ったら

次第に身体が痺れて自由が効かなくなって来た


銃撃を続けるうちにレッドボアが倒れてケイレンする


「射撃中止」そうアイリーンが言うと少しずつ銃声が鳴り止んでやがて止まる


「AKとレミントンで前に出る、撃つなよ同士討ちになる」

そう言ってからセルゲイと共に前に出てレッドボアとの距離を縮める

「セルゲイ、レミントンで脳を潰してくれ」

俺がそう言うと、セルゲイはレミントンの下の装弾口から弾をチューブ型弾倉に入れ込んで弾を補充する

ポンプ式のショットガンの利点はここにある、マガジンの交換が無いため残弾があっても弾を補充できるのだ

チューブに8発入れてフル装弾にした状態で全弾を頭に叩き込むとレッドボアの頭がボロ雑巾のようになった


レッドボアは倒れた時点で半死半生だった、やがて人型が近づく気配がしたのだが身体に力が入らない状態で次々と頭に衝撃が走って、やがて何も考えられなくなっていった


レッドボアの頭はすでにほとんど無かった、それでもなお身体はケイレンしながらもまだ動く、心臓を止めるしか無いのだが、身体がデカすぎて場所がわからない

「どうするこれ?」

俺はセルゲイに目でレッドボアを指す

「焼くしか無いな、心臓の場所もわからんにこのまま置いておくのもなぁ」

そう言ったセルゲイにアイリーンが

「皮とか使えないの?」

そう聞いて来たが、セルゲイが

「これだけ穴だらけだと買い叩かれるし

移動させる手段が無い、デカすぎて馬車でも無理だし、解体に手間がかかり過ぎる

それに」

「それに?」

「解体して中から犠牲者の未消化の身体が出てきたらどうする?」

そう言ってアイリーンの方を見ると、青い顔をしながら

「燃やそう、うんそれが良いわ」

そう言って頭を縦に何回も動かす


「よーし、討伐終了だ」


そう言ってセルゲイがレミントンを持ち上げて

「カチドキいいいいいい」

そう言うと獣人達から

「うおおおおおおおおおおおおおお」

と声を張り上げ手を上に上げてハウリングする


そのあと大量の木を運んでレッドボアを燃やすと、俺たちは帰途に着いた

さすがに人食った奴は食う気になれない


(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

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