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オープンファイヤー

「レッドボア?」

馬車の中で鉱山の魔物の事を聞くと、セルゲイがレッドボアの成体だと言う


「ああ、おまけにここでは出ない大物だ本来なら魔石山脈の方ででる奴だあれは」


セルゲイの話しによると魔石山脈の魔獣は魔石の影響を受けて巨大化、凶悪化するらしい、それを聞いたアイリーンが


「ちょ! あたし達、通訳の魔石、身につけてるんだけど」


確かにそうだ、俺も身につけている


「ああ、それくらいなら大丈夫だ」


セルゲイの説明では何世代も影響を受けてそうなるらしい


「だから魔人、と言われてるエルフ、ドワーフ、獣人なんかは住んでいる集落の場所に寄って姿違う、コモンに近いのやそうじゃあ無いのとかな」


昔は奴隷として売り買いされてたからエルフなんかは滅多に人里に出ないらしい


そんな話をしてるうちに鉱山に着いた



鉱山は崖沿いの石切場みたいな場所にあった


「ここが被害現場だ」


そう言った場所は崖のふもとの穴の前だった、高さは2メートル近い


「ここから少し入った所で、焚き火をする、煙りが出る葉っぱも燃やして燻し出す」


そう言って準備をし出す、他の皆は100メートルは離れた、石切場の上の安全地帯で待機する


俺はアイリーンの隣に陣取ると


「M1の弾が当たると思うか?」


そう聞くと獣人は身体がデカイから反動の制御がしやすいから当たるは当たるだろうと、ただし


「命中弾が急所に当たるかはわからないわね」


そうなのだ、野生動物はしぶとい

ましてや蛇なんて頭を潰しても身体は動く


「アイリーンは出来たら目玉か頭を俺は背骨と頭を狙う」


それからセルゲイに


「セルゲイは待機だな、散弾だと届かない」


そう言うとセルゲイが


「………………………嘘だろおい!」


そう言ったので、近づけるまで待機だな

出来れば後で頭を潰して欲しい


そう言うと体育すわりでブツブツ言いだしたがスルーする



鉱山の中のレッドボアは寝ている所に煙りを、吸い込んで機嫌が悪くなった


出口に向けて移動すると、焚き火が見える

怒りに身を任せて焚き火を蹴散らし外へ出る



「外に出て来たぞ」


その声を聞いて、俺はAKのチャージングハンドルを引いて手を離す

マガジンから弾がチェンバーに送られる

ダストカバーをかね備えた完全装置のレバーを押し下げてセミオートの位置にすると

トリガーガードに指を添えてトリガーに指をかけない様に気をつけながら

発射姿勢を取って合図を待つ


アイリーンが皆の準備が終わった事を確認すると


「射撃開始」


その声を合図に30丁のM1から7.62ミリ弾が、一斉にレッドボア目掛けて、飛んで行った

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