鬼軍曹 アイリーン
ハートブレイクリッジは名作
その日の夕方、前方にオーストラリアにある観光名所、世界のヘソと呼ばれている場所とソックリの岩の塊が見えてきた
「あれがロックシティだ」
そうセルゲイが言っているのだがアイリーンの反応が無い
さっきから体育座りで目が虚ろだ
岩の下に門があり、そこから中に入るとすぐ広場になっていた
そこに馬車を停め、目の前の大きな建物がギルドになっているらしく
中からギルドの制服を着た職員が出てきたので荷物を引き渡して、書類にサインをもらう、その後職員が
「ではアイリーンさんは明日の朝からここで講習をお願いします」
そう言うと馬車と一緒に移動した、ギルドの倉庫に行くようだ
そしてアイリーンなのだが、無表情で
「明日終わらせたら、休み、絶対に休むんだ」
そう、壊れたテープレコーダーみたいに何回も繰り返しブツブツ言っていた
翌日、広場にはコモンに近い獣人や見た目狼男の様な獣人が勢ぞろいしていた
俺は引き渡した時点で仕事は終わっているだが、アイリーンの講習が終わらないと馬車が出ない、なので講習の様子を見学していると、アイリーンが現れた
講習のインストラクターが女だと見て舐めたのか、獣人達はアイリーンが来ても誰も話を止めようとしない
しばらく様子を見ていると
「このふざけたゴキブ○やろう共、口を閉じて整列しろ」
突然アイリーンが大声で怒鳴りだすと、腰につけたベレッタを引き抜くなり空に向けて1発発砲した
パンッ とゆう音がして獣人達は一斉に喋るのを止めるとアイリーンが
「整列だと言っているだろうが、この○無し野郎共、さっさと整列しろ」
慌てて整列する獣人達、その1人1人の顔の前に立ちまるで映画FULLMETAL ジャケットの鬼教官並みの光景が続く
あらゆる罵詈雑言を浴びてすっかり涙目の獣人達、中には尻尾を股間の間に入れて震えてる獣人もいる
そしてアイリーンはその場で腕立てをさせてから広場を走らせる
新兵の教育隊その物の光景が続く
それが終わってから、M1ガーランドライフルを1人1人手渡し
「いいかこのう○虫野郎のた○無し共、このライフルはお前達の相棒であり恋人だ、それぞれ自分の銃に愛情を込めて接しろ、名前を付けて可愛がれ、粗末に使う奴を見たら私が撃ち殺す」
殺気を込めたその視線に獣人達はプルプル震える
そしてアイリーンが見本を見せて使い方を復習させる
特に重複させたのは
味方の方に銃口を向けない
トリガーガードに指をそえて発砲するまでトリガーに触らない
その二点を繰り返し教えて、出来ない者は銃を両手で頭の上に捧げて走る、ハイポートで広場を一周させる
全員が出来るまで、繰り返してから
二列に並ばせて銃口を上に向けて肩に乗せ、そのまま門を潜って外に出る
外に出ると弾丸とクリップを配って
クリップに弾丸を8発込める練習をさせる
外でパンと水の食事を配ると
「今から1人ずつ射撃の練習とサイト調整を行う、待ち時間の間に食事を取るように」
そう指示を出すと1人ずつ弾丸の込め方を教えて、伏せて射撃する姿勢を取らせる
1発撃つ事に調整をして8発撃ち終わるまでに調整を繰り返しす
M1ガーランドはクリップを上から入れ込んで弾を込める
8発撃ち終わるとクリップが自動で飛んで弾が無くなったのを知らせる様に出来ている
終わったら木で出来た銃床にナイフで自身のマークを入れさせる
これは獣人達が文盲の為に行う
本来ならシリアルナンバーを個人で覚えるのだが仕方がない
全員が終わると、また二列になって更新しながらギルドに戻る
ギルドに帰るとアイリーンが全員を一列に並ばせて
「諸君、諸君はこれで立派なライフルマンになった
死ぬまでライフルを手放すな
愛情を込めて接しろ、最後に頼る相棒を大事にしろ」
そう言うと獣人達も、やり遂げた感に包まれつつ、満足そうな顔をしている
アイリーンが、今日はご苦労だった
解散するの声で皆一斉に遠吠えをしだす
それを見てアイリーンが一言
「これでやっとモフモフ出来る」
そう言っていたのだが、側に居た俺だけが聞こえたので
そのままそっとしておいた
この後、宿屋の子供の獣人をモフモフするアイリーンだった




