壁の中の街 ウオール
壁の中の街ウオール
そこにはかばさんが異世界に渡る原因が居た
よく見るとHKのMP5とレミントン ショットガン持っているのが2人ずつ
後は前に居る2人は持っていなかったが
全員拳銃は腰に挿していた
拳銃のホルスターには蓋が付いて居なくてすぐ抜けるタイプのホルスターだったのでリボルバーとオートが半々ながら種類が違うようなので私物の様だ
机の前まで行くと、荷物をテーブルに置いてパスポートを出して下さいと言われた
いきなり動かずにユックリ動く様に意識してトートバックからパスポートを出す
職員に渡すと中身を確認し
鞄の中を見せて下さいと言われたので
指示通り見せる
滞在日数の予定など質問に答えたあと
パスポートを返しながら
ようこそ(フロンティア)へ
そう笑顔で言われた、改札を抜けてしばらく歩くとトンネルの出口が見えて来た
トンネルを抜けるとまず目に飛び込んで来たのは十数メートルの高さのコンクリートブロックで出来た壁が、グルリと周りを囲んでいた
説明にあった外敵から守る壁らしい
この壁の中は 昔で言う出島や租界に近く
今で言えば経済特区に指定されている
この中で日本と日本の協力国
それと異世界の(フロンティア)がお互いに商売をしている
そこは活気に満ちた空間だった
沢山の人が往来するストリートを歩いて渡された地図を見ながら進むと仕事を渡して来た、お客様の会社のシンボルマークが見えてきた
プレハブの建物の上に看板があり引き戸のドアは開けっぱなしで人が引っ切り無しに出入りしていた
中に入って受付に会社名と名前を伝えるとパーテーションの向こうにあるソファに座って居た人に
主任、来られました
そう声を掛けると
おーう、わかったわ〜
と、何やら聞き覚えのある声が聞こえた
立ち上がった人物を見ると、仲間内でトカレフと言われている強面の人物が近づく
かばさん、久しぶりやなぁ〜
そう言って笑顔を見せたが相変わらず迫力のある笑顔だった
トカレフ主任はもちろんアダ名であまりにも、その筋の人に見える為のアダ名だった
背はそんなに高い方では無いのだが痩せ型の体型がボクサーの様で髪型はタイト過ぎるくらいのモヒカン
目の鋭さがハンパ無く失敗をした部下を叱る時の迫力がたるや、正にその筋の人そのもので、
当人が知らんところでトカレフとゆうアダ名で呼ばれている
いつ暴発するかわからない人
正にトカレフ主任そのものだった
パーテションの向こうのソファセットに座りお茶を飲みながら最近の近況を語るとトカレフが
「今度お客様に頼まれてる仕事がウオールの外にある街で日本の商品の受け渡しやねんけど
こっちの人って通訳の魔石で言葉は通じるけど日本国読まれへんやんか」
そう言ってお茶を啜ると
「おまけにやり方がハンディとかの電気製品使われへんねん、電気無いし向こう」
そう、ここウオールはトンネルから電気を引っ張っているガスや水道もそうだ
その為ここの中では日本と同じ生活が出来るのだが
ウオールの外では文明は中世ヨーロッパクラス
電気もガスも水道も無い無い無い尽くし
おまけに移動は今だに馬車で道もアスファルトでは無く土である
「せやからやり方が全部アナログになるねん、今の若い子はアナログのやり方なんか知らんし人選どないしょって思った時、かばさんの事思い出してな
アナログのやり方も知ってて
日本語読まれへんベトナム人に講習して
ノウハウあるやん?せやからそっちの次長と相談してん」
そこまで聞いてやっとここに来ることになった原因に遭遇した
心の中で
お前が原因やったんかぁ〜wあああああ
と突っ込みを、入れずにはいられなかった
トカレフ主任は実在する人物がモデルです
マジで仲間内でトカレフ呼ばれる怖〜いお方です




