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悪役令嬢に転生したけど隣にいるのが最恐布陣すぎる…  作者: 蓮琉
1章 転生 そして幼馴染と親友
7/16

お茶会の完璧令嬢


お茶会に居た全ての人が、こちらを見るのがわかる。

目を奪われたご子息に、令嬢からの嫉妬の視線。

揺れる白銀の髪に、輝く紫の瞳。

白いドレスは髪に良く似合い、所々にあしらわれたアメジストは瞳と同じもの。


そして主催者のアーカス男爵家のご当主様に優雅に挨拶をする。


「はじめましてアーカス様。ごしょうたいいただき、こうえいです。私、シャーロット・シルヴァともうしますわ。よろしくおねがいいたします」


完璧令嬢シャーロット嬢。

6歳にして社交界にその名が響き渡った。


「はぁー、つかれたぁ。このおちゃもらっていいんだよね?」


話しかけても返事をしないカイトに、腕を揺さぶって抗議する。

行くまでは嬉しそうだったのに、不機嫌だ。

黒髪を虐められたのか?


「そんなんじゃない。シャーロット、へんなしゃべりかた、やめて。むしがよってくる」


そんなんじゃないって…。

確かに、この2年で上手くあしらえるようになってたし、そうならないために、こんな隅にいるんだけど。


「れいぎとしてしかたないの。ていうか、むしってなに ?」


ずっと挨拶しっぱなしなんだけど?と言うように視線を向けると、ため息が帰ってきた。失礼な。


「じゃあなんで僕にはいいの。ほかのひとにはダメなのに」


そりゃ、家族は違うでしょと言いたかったが、意味わからん事に私達は幼馴染だ。


「カイトがとくべつなおさななじみだからよ」


近年稀に見る笑顔で言ったのに。

何故か更に機嫌が悪くなったカイトは面倒なので、放置。

私はお菓子を取りに席を立った。




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