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“公共の福祉”

“公共の福祉”というコトバは学校で習ったことがあるかもしれません。


要は「全体の向上のために、一部の人にはガマンしてもらいましょう」ってことです。


閑話休題、私はとある温泉の受付をしています。


あるとき女性脱衣所の時計が電池切れで止まりました。


私はそれが分かった時点ですぐに取り換えてもらいたかったのですが、


なにしろ女性側なので入れません。


そこで相方の女性従業員さんにお願いをしましたが、彼女の意見は違いました。


「あのねぇ、時計の電池を取り換えるってことは、今いるお客様の目の前で


 台にのぼってやれというの?そんな失礼なことできない!」と言われました。


私は


(目の前の2~3人に迷惑でも、残りの100人以上の人に迷惑がかかるよりいいのに)


と思いましたが、何も言いませんでした。


その女性従業員さんは脱衣所に人がいなくなってから交換すると言い出しましたが


現実的に不可能です。


…案の定、夕方、常連のお客様から「時計が止まっている!」と苦情を受けて


すっ飛んで行かれました。



公共の福祉を感じた一瞬でした。


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