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たべもの

作者: ユダネーム

ん~、今日もお日様が気持ちいい


昨日の夜は雨が降ったからおなかいっぱい!


あっ!パパとママだ! おはよう! あれ? 何やっているんだろう?


なんか大きな籠の中に兄弟を入れてる


だんだん僕の近くに来てる 僕も抜かれちゃうのかな 土の中はぬくぬくしていてきもちよかったのに でも、兄弟と離れるのは嫌だしな


そろそろぼくの番だ 


僕は収穫されて籠の中に入れられた。


これからどこに行くのかな? 楽しい場所だといいんだけど 怖い場所ならいやだな


知らない人間がたくさんいる こっちを見て僕の兄弟や仲間をさらっていく


どうやらここは八百屋っていう場所らしい 優秀なものからどんどん選ばれていくんだって


ここに長くいる先輩に教えてもらった


ってことはぼくの兄弟は優秀だったんだ! なんか誇らしい


僕も早く選ばれたいなー あれ?あの人間が僕のことを見てる


これは選ばれたみたいだ 僕だって優秀なんだもんね エッヘン


安心したら眠くなってきた 少しだけ寝よう



トントントントン

ん、ここはどこだろう? うわっ! 僕と一緒に選ばれた仲間たちが切られている


痛いのはやだよ~ 切られたくない!


でも、僕は動けない 抵抗することはできない


そして僕は切られた


あれなんともない 無事だったみたいだ


この家に長く住んでいる砂糖さんに聞いてみたら僕たちは調理されてるらしい


人間の養分になるらしい


ジュージュー

僕は暑い箱の上にのせられている


ふにゃふにゃになっちゃった


完成したみたいだ


パパとママが愛情こめて作ってくれたんだから残さず食べてほしいな


そしてぼくは箸でつかまれて口の中へ運ばれた


これから僕の身体の中の大冒険が始まる!



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