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短編・詩 全般

無題

作者: 些稚 絃羽

上手く生きるのは難しくて


前向いて進むにも息切れして

立ち止まるにも力が必要で

追い風は身を任せられない微風で

いつしか泣き方を忘れて

冗談(ジョーク)と笑みを貼り付けて

痛みにすら鈍くなって

此処に居る意味が分からなくなった


どの声に従えば良い?

トンネルの中割れる程に反響する騒音(コエ)

自分の(コエ)を見失う


上手く生きるのは難しくて難しすぎて


あの人のようには生きられなくて

届かない事知りながら手を伸ばして

痛む胸を叩いて誤魔化して

見たくない見られたくないと顔を隠して

噛んだ唇が妙に痛くて

導いてくれる手を求めてみる


どの光を信じれば良い?

人工物の中競うように点滅する偽物(ヒカリ)

暖かな(ヒカリ)を探す


上手く生きるのは難しいから


生きている

それだけでいいのだと

抱き締めて欲しかっただけなんだ

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― 新着の感想 ―
[一言] 日の当たる縁側にある座布団の上で、猫たちがぬくぬくとくっついています。一匹は寝ていて一匹は自分と相手の体を舐めていましたが、やがて相手を枕にして寝てしまいました。きっと誰かと寄り添って仲良く…
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