友2
小野から以外な答えが返ってきて私はおどろいた。
「え、本当?お兄ちゃんが持ってたの」
「あぁ、かなり前だけどね。でもちょっと変だな。」
「変?ゲームのこと?」 「いや、インターネットでこのゲームの話しを書いてた人達のことだよ、なんか抜けてるんだよ」
「ぬけてる?」
「あぁ、インターネットで書いてあった話しのなかに、大事な部分が無い気がするんだ」
「・・・。大事な部分?インターネットの人達がまだ書いてないことがあるってこと?」
「たしか、俺の兄貴がゲームを買うときに、そのゲームを買う決め手になったことがあるんだけど、なんだったか全然思い出せない。」
ゲームを買う決め手?ゲームが面白そうっていう以外にゲームを買う理由なんてあるのだろうか?
「今、お兄ちゃんは家にいるの?」
「いや、部活の合宿で家にいないんだ」
たしか、小野の兄は、田中がこんど行く高校と同じところだ。勉強も大変なはずなのに部活もやるなんて、さすが小野の兄である、もう、そういった家系なのだろう。
「そっか・・・。」
「思い出したらまた電話するよ、兄貴がもしかしたら向こうから電話してくるかもしれないし」
「うん、ありがとう。」 「じゃぁ、また電話するから」
「あっ、ちょっと待って。」
私は、小野が電話を切ろうとするのを止めた。
「ん?どうした?」
私は話そうか迷ったが、やはり小野には話しておかないといけないと思った。それは、




