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ルイの不在と、深まる「絆」
ひとしきり陶酔したルイだったが、ツヨシは「通販業界が繁忙期だから」という謎の理由で逃げるように帰宅した。
……はずだった。
数時間後、ルイが買い物から戻ると、そこには驚光景が広がっていた。
さっき帰ったはずのツヨシと、友人の美大生・ミコが、まるで長年連れ添った夫婦のように並んで偽宝石を作っているではないか。
「キャーー!!」
ルイの悲鳴に、二人は平然と応じる。
「おかえり。ウーバーでルイの好きなクウムのカレー頼んどいたよ」
「不法侵入なのよ! 鍵なんて渡してないわよ!」
「ウーバーに不法侵入って言う人、初めて見たよ」とツヨシが茶化す。
不満げなルイを無視して、ツヨシとミコの撮影タイムが始まる。ミコは美大卒の意地を見せ、エメラルドやサファイアにしか見えない傑作を並べた。
「撮りすぎじゃない? ねぇ、撮りすぎじゃない?」
ルイの嫉妬混じりのツッコミを無視し、二人は肩を寄せ合ってツーショットを撮り始める。
「おかしいだろーーー!!」
二人が「繁忙期だから」と去った後、ルイは確信する。
(この偽宝石、絶対に誰かが転売してる。そして、ツヨシはミコに気がある……!)




