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喜怒哀楽の四十奏  作者: Kaito3237
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小帝王細戦線

全く攻撃が通らない。

相手はナイフを投擲武器や近接武器として巧みに操り、こちらの動きを制限してくる。

対してこちらは刀。

動きの制限がかけられている以上は広い屋根の上でも動きにくい。

元々、この刀自体が長めに作られている。

狭い場所での戦闘は想定されていない。

と、俺が色々考えていると、そいつが口を開いた。


「そろそろ苦しくなってくる頃では?」


・・・そうだ。今、俺は考え事なんてしている暇はない。

俺は、そいつの攻撃を避けられているわけではない。

少しずつでも、攻撃をくらえば体力は減少していく。


「まぁ、そうだな・・・」


俺は、刀を持ち直す。

そうだ、やられてばかりじゃいられない。

刀を形態変化させ、短くすることが出来ればそいつを突破できる。

・・・その時間を作るためには、そいつの攻撃を防ぐ必要があるが、俺にそんな余裕はない。

で、あるならば。


「それしか無い、か・・・」


そう呟き、刀を形態変化させる。

その間は、勿論攻撃を受け続ける。

しかし、今そんなことを考える余裕はない。

ただ、刀に力を注ぎ込む。


「さぁ、逆襲の時間だ・・・」

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