第七章≧十部∞平和のために
階段を上る。その内、城のような場所に出る。
「ワシに着いてこい、」
レイがそう言うと走り出す。それに着いていくが、
「後ろの奴ら減らねぇな。」
広い場所に出た。
しかし無視をして先を急いだ。
ラドウェルが止まらなければ。
「ラドウェル!」
「先行け!オレは1人の方が気が楽だぜ!」
「絶対に生きてよ!」
「当たり前だ!」
走ることを止めなかった。
「さて、全部いけるかな?」
「姉さん。大丈夫ですかね?」
「当たり前でしょ!さっさとお宝奪ってトンズラするわよ!」
キャピタル盗賊団が火事場泥棒をしにフィルデスタに来ていた。
「さすがにヤバイよ!」
「だまらっしゃい!」
キララたちは足を止めた。なぜならまた出た広い場所に神の使いがたまっていたからだ。
「やらなきゃダメそうだな。」
「そうじゃな。ここを抜ければすぐじゃ。踏ん張るのじゃよ。」
大軍を切り崩す。しかし人数が減るようには見えなかった。
「無理矢理行くかの。」
レイが斧を振り上げる。
【一閃】
一気にドアまでを斬りとばす。
「行くぞ!」
空いた道を一気に通る。
「逃がすな!」
重いドアが閉まりはじめる。
「間に合わない!」
誰かが言う。
「間に合うよ。ね、ジン?」
マモリがそう言う。
「当たり前ですよ。」
【風丘の理】
【真空】
マモリが弓を放つ。それが強い風となり3人をドアの奥まで飛ばす。
「マモリ!ジン!」
「ちゃんと救ってよね、世界を。」
ドアが閉まる。ドアを叩くキララ。それでもびくともしないドア。
「先を急ごう。」
キララはドアから離れて反対側の階段を上る。
「ははは、無理するんじゃなかったね。」
「今更ですよ。」
足が震えるマモリ。
「生きれるよね。」
2人の回りを囲む大軍。
「生きて、また皆でお風呂入れるよね。」
大軍は襲ってきた。
【爆裂拳】
1部の神の使いが吹き飛ぶ。
「あらやだね。トンズラするつもりだったのに?」
「少人数をいじめるなんて卑怯だぞ!姉さんみたいに。」
「フガー!」
マモリたちはその声の主を見つけ驚いた。
「あいつら!」
「キャピタル盗賊団、ここに見参!」
キャピタル盗賊団はマモリたちを囲んでいた神の使いを倒していく。
「ほら!あんたたちも戦いなさい!生きるんでしょ!」
2人は涙を拭って、
【火山の理】
【ハチノヤ】
戦い始めた。