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きらきら星と流れ星  作者: kazuha
第5章
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第五章≦闘技大会≧その2∞スター一回戦

「次いかせてもらうぜ!


 次はスター選手とキリハ選手だ!」


 黒いマントのスターと呼ばれた子がマントを深く被り直す。


「なに?恥ずかしいのかな?」


 耳障りな声で挑発する女性、キリハ。


「………」


 スターはキリハを見ながら黙ったまま直立していた。


「ち、愛想のない子。悪く思わないでね。」


 スターは沈黙を保ったままだ。


「ジェネシス、もう少し近づけんのか?」


「無理だよ。どうした?」


「いやなぁ、少し気になっての。」


 レイは左手の親指と人指し指で顎を挟む。


「(気のせいなら良いのじゃがな。)」


 ゴン!


 始まる試合。辺りは前の試合でさらに盛り上がっていた。


「一発で消えな!」


 キリハはナイフを掴み素早くスターの懐に入る。




【螺旋】


 懐に入ったキリハが一瞬消え、いつのまにか真反対の柵にぶつかっていた。


「………」


 スターは白い剣を抜いて地面に垂らして持っていた。


「やはり…」


「ばばぁ、どうしたんだ?」


「誰がばばぁじゃ。」


 レイはジェネシスの頭をドカと殴る。


「痛いわね、もぅ許さないんだから!」


 キリハは立ち上がる。


「ぎったんぎったんに切り裂いてやる。」


 どこからともなく数本のナイフを出す。


【竹薮】


 数本のナイフを投げ、全てがスターに向かっていく。


【水壁】


 スターの目の前に水が渦を巻き始め全てのナイフを弾き返す。


「卑怯よ!」


「………」


【氷柱】


 剣を持っていない手を前に出すと水がキリハ向かって針と成し、水が氷になる。


「ヤバっ」


 命からがら避ける。柵は破壊され後ろの観客も危なく避けていた。


「手加減してれば、調子に乗って…」


【蜘蛛の巣】


 キリハはさっきより何倍も多いナイフをむやみやたらに投げる。1つもスターには当たらなかった。


「………」


「蜘蛛に食われて死にな!」


 キリハが宙に浮いていた。それを不思議そうに眺めるスター。


【毒針】


 キリハは空に飛ぶ。そしてナイフを投げながら着地し、また飛びを繰り返す。


 ナイフを剣で弾く。スターは辺りを見回す。糸が張り巡らされているようだ。日によって反射した糸。


 ナイフをメチャクチャに投げたときに張ったのだろう。


 そう解釈したスターはもう1つの剣を抜く。


【悪魔は逃げる】


 スターが一瞬消えたかと思うともとの位置にいた。


 そして見るも無惨な状態のキリハがゆっくりと地面に落ちてきた。


 騒然とした空気。スターは2つの剣をしまい柵から出る。


「…おっと、しょ、勝負あり!


 勝者はスター選手!」


 柵の中では大会開催委員であろう人たちが荒ただしくキリハを担架に乗せてどこかへ消えていった。


「やつも可哀想じゃな。」


 レイは呟く。目を閉じて何かに思いふける。


「しゃぁねぇだろ。弱いんだから。」


「そうかもな。」




「お疲れ!」


 マモリが柵から出たばかりのスターに近寄る。


「お疲れなのです!」


 マモリのポケットから小さな顔を出すジン。


「あまりでかい声を出すな。バレたらまずいだろ。」


「ごめんなのです。」


 ジンは口を押さえた。


「やっぱスターは強いよね。」


「相手がよかっただけだ。」


 スターはキララがいる方を見る。


「相手が悪かったらわからないよ。」


 そう呟いてどこかへ歩いていく。


「待ってよ!」




「気を取り直して次いってみよう!」


 中央広場の悪い空気を吹き飛ばすかのように放送が入る。


「次はガッシャ選手とドン選手です!」


 2人の巨体が柵の中に入っていく。


 ガッシャはほとんどが筋肉で拳に鉄をつけている。


 そして、ドンは簡単に言うならばキャピタル盗賊団のデブの方だ。


「ドン、頑張りなさいよ!」


「期待してるぞ!」


 レイの予想…瞬殺。


 ゴン!


【アームクラッシュ】


 ゴングと同時にガッシャが右腕を振り下ろしドンは地面にめり込む。


「ドン〜!」


「勝負あり!


 勝者はガッシャ選手!」


「今回は凄いのぉ。」


「4試合中3試合が30秒以内の戦闘。」


「キララが勝てるかのぉ。」


「言いたかねぇが厳しいな。優勝候補は誰だ?」


「あの、黒い子かのぉ。」


「だよな。」


 レイとジェネシスはまじまじと柵の中を見て語る。


「今日の試合は終了!


 準決勝は明日、行うぜ!


 来てくれよ!」


 観客が散り散りに帰っていく。


「祈るしかないのぉ。」


 2人もまた、その中から出ていく。

2人とも準決勝に進出!


次回もよろしくお願いします。

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