第四章≦流れ星≧九部∞本気
カラカラ国はすでに火の海と化していた。門をくぐると赤く燃え盛る炎が怒っているかのようにゴウゴウと唸っている。
「まだ生き残りがいたか。」
そして広間には複数人の神の使いがいてオレを見るなり各々の武器を取り出す。
「世界平和のために排除する。」
一瞬で2人に囲まれた。
【螺旋】
その2人を吹き飛ばした。
【氷柱】
双方に飛ばした神の使いに氷の槍を突き刺す。
「さっさとかかってこい、雑魚。」
氷は砕け神の使いは地面に伏せる。
「うろたえるな!相手は1人だぞ!」
一斉に襲ってくる。オレは地面を蹴りその集団の中に突っ込む。
【円舞】
まず1人。切り捨てる。
後から振り落とされる斧を避け後から後頭部に蹴りを加えた。数人の剣がオレを目掛けて振り落とされる。
【螺旋】
そのすべてを弾き飛ばす。
横から槍が突かれた。反応が遅れ、頬に一線の傷ができる。怯むことなく相手の懐に入り突き上げた。
どす黒い血が舞い散る。それはオレの顔にもかかる。
「きたねぇ血だ。」
剣を神の使いから抜き、剣から血を払い落とすように振り回す。
「キャァ!」
マモリの声だ。急ごう。地面を蹴る。
そこでは幾人の神の使いに囲まれているマモリが家の入り口に立ち弓を構えている。
「さっさとどけ。」
「いや、なんで罪のない子まで殺す必要があるの!」
あのなかにはどうやら子供達がいるらしい。そこをマモリは死守しているみたいだな。
「いいからどけ!」
「どくのはてめぇらだ。」
神の使いは一斉にオレの方を向く。しかしすでに遅い。
【月光の雨】
光が立ち上りあたりの神の使いを相殺した。
「スター、」
今にも泣きそうにいう。しかしまだ終わってない。
「入り口付近の神の使いは殺った。そこら辺にそいつら連れて逃げろ。オレは後の2人を探す。」
「わかった。」
オレはまた宛もなく走り出した。ほとんど見回った頃だろう、まったく見当たらず入り口に戻って来てしまった。後は…中央の城。
オレは迷わず城に向かう。入り口付近で大軍をみた。というよりまだ城には火が回っていない。なぜだ。オレは身を隠し様子を伺う。
「まだあの剣士とフェアリーをかたずけられないのか!」
「すみません。もう少しで相手も疲れるかと。」
「何時間待っていると思っているのだ!」
「すみません。」
どうやら城門で英雄をやっているようだ。なら手伝ってやろう。
【氷柱砕針】
空から降る尖った氷の雨。
【鈍帝雷濠】
一瞬の輝きだった。オレの魔法はかきけされた。
「誰だ!」
ヤバイ、バレた。
「オレを知らないのかい?」
オレはわざわざマントのフードを外す。
「シューティングスター。人呼んで彗星。覚えておきな。」
「彗星が小娘とは、残念だが消えて貰おうか。」
馬に乗った大きな槍をもったジジイは槍を構えて馬の頭をこっちに向けた。
「こいつがかたずくまでに絶対に城を開けろ。」
「はい。」
勝つ前提ですかお偉いさん。
「はやくこいよ、ジジイ。」
「そう焦らすものではないぞ。若者。」
馬は走り出して来た。
【鈍帝雷暝】
【シューティングスター】
やつはドデカイ槍に雷を宿し突撃してきた。
オレは口でマントの紐をほどき投げ捨てた。そしてつけていたネックレスが光る。力がみなぎってきた。
【一紋字】
【円舞】
辺りに空気が一瞬で静かになり、剣と槍が重なった轟音が鳴り響いた。
まだまだ続くよ!