第四章≦流れ星≧八部∞たった1人
目覚めが最悪だ。高い天井にピントが合うまで待ち、あまりにも合わないので起き上がる。
「起きた!」
朝からうるさいな。
「ホントだ!」
2人してなんだ。オレは立ち上がり水を飲もうとする。
「ラドウェル!スターが起きた!」
ラドウェル?誰だ?
とりあえず水を探す。
「これだろ。」
急に飛んできた円柱体を受けとる。
「水だ。」
愛想のない顔で入り口に立っている腰まである長い髪を1つにまとめている男。
「すまない。」
きっとやつがラドウェルというのだろう。ありがたく円柱体の栓を抜き、中に入っている冷たく濁りがない水が体中に回り潤いを戻す。
「ありがとう。」
歩いてラドウェルの近くによりそれを返す。
「もう平気か?」
「なんともない。ただ、水がもっと少し欲しい。」
ラドウェルは腰に巻いているそれをもう1つくれた。オレはそれを飲みほし元いた場所に戻って地面に背中をつける。
「寝るな!」
うるさいマモリとジンが叫ぶ。
「わかったよ。」
しょうがなく起き上がる。まだ眠い目を擦り地面に座る。
「はい、ご飯。」
と言われて出てきたのはパンと白いスープであった。
「砂漠パンとシチューです。」
とりあえずたいらげる。
「どう?どう?」
目を輝かせ顔を近づけて聞いてくる。顔を退きながら縦に振る。
「ホント!やったー!」
嬉しそうだな。
「これからどうする気だ?」
ラドウェルが聞く。
「それよりいつまでそこにいるつもりだ。ここに座れ。」
…ラドウェルを近くに座らせる。
「オレたちは今神の使いに対しての反乱を起こそうとしている。」
「その仲間集めか?」
「そうだ。」
「そうだったんだ。」
いらないところでマモリが口を出す。オレはマモリを睨み付けると申し訳なさそうに笑う。
「それだけじゃない。今ある格差を無くすために一度改革を行いたい。そのために人数がいるのだ。」
「残念だがこの国はすでに改革が終わっている。お引き取り願おう。食糧等はこちらから出す。明日の朝にでも出ていってくれ。」
「わかった。」
2人があっという顔をした。しかし、これ以上説得しても無駄であろう。
翌日。明朝に準備を終えここを出る。
「良かったの?改革が終ったって言ってるけど、それは一部だけで今にも死にそうな子供なんて一杯いたよ。」
わかっている。
「アイツがああ言うんだ。オレが止められる事じゃないだろ。」
すべての難民をラドウェル1人で養っているのだろう。
「でも!」
「残りたいなら残れ。オレは行く。」
門を抜けるオレ。マモリはもちろんジンもついてこなかった。これで良かったんだよな。
砂漠を宛もなく突き進む。振り返らずただ元に戻っただけだ。
もうカラカラ国が小さく見えた時、
ドンッ
大きな爆発音が聞こえた。思わず振り返る。
そこには火の海が広がっていた。
「マモリ…ジン!」
オレは地面を蹴り来た道を戻る。神の使いだ。
まだまだ続きます!
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