第三章≦きらきら星≧五部∞力
「私に剣の使い方を教えて下さい。」
私は深く深く頭を下げた。イヴはどんな顔をしているだろうか。惨めな私を嘲笑っている顔なのか、それてもなにこいつの顔なのか。でも私はイヴ以外に剣を教えてくれる人がいなかった。
「あたし、剣派じゃ無いんだけどな。コイツに教えて貰えば。」
困ったような声だ。コイツとはさっきの戦いで包帯ぐるぐる巻きのジェネシス。今は寝ている。
「ジェネシスは私に剣を教えてくれないの。お前はそれで十分だって。」
焦っていた。足手まといは嫌なのだ。
「わかったわかった。あまり大きい声出すと起きるわよ。」
慌てて口を抑える。それを見てイヴはクスクス笑う。恥ずかしい。
「よし、さっきのところに行ってろ。どうせ剣なんて持ってないだろ。探してくるよ。」
と言って奥の倉庫に入って行った。ジェネシスの背中は私が守る。
あのやけに広い場所にでる。さっきは気にならなかったが太陽が出ていないのに出ているみたいに明るい。
「ほら、」
イヴが来た。両腕に抱え困れた大量の剣のガチャガチャと落とした。
「自分で選びな。使いやすいの。」
どれもこれも変わらないように見えた。しかし、持ってみると重かったり軽かったりと色々とある。
「実際に振ってみろよ。」
とりあえず、軽いのを持ち鞘を抜く。振る?こうか?大きく振りかぶって降ろす。
「キャァ!」
そこには剣がなかった。後ろを恐る恐る見る。イヴの方に勢いよく飛んでいった。上手く避けたみたいだが。
「ごめん。」
「気を付けてよ。死ぬところだったわよ。」
小さく胸をなでおろしていた。本当にごめん。
次に重い奴を持ってた。持てない。
「違うのにしろ。無理だろ。」
そんなことをだいぶ続けた。途中でこれ全てを一回で持ってきたイヴはいったい。あの細い体のどこにそんな力が…。
「それがいいんじゃない。」
片手で持てるギリギリの重さ。手にしっくりとくる感じ。これが私の剣。
「さて、じゃぁまずは構えからやりますか。」
イヴはため息をつきながら私の方に近付いてきた。
「はい、まずこう持って、……」
最初の最初から教えてくれた。持ち方、振り方、振った後の戻しかた、そして実際に藁を束ねた物を切ってみた。以外と斬れない。何度も何度も斬った。ここだけはイヴはなにも教えてくれない。自分で見つけなければ。
何回斬ったか。わからないほど斬った。やっと真っ二つになった。
「やった!」
嬉しかった。
叫んだら瞬間だ、いきなり立ち眩みが襲い足に力が入らずに地面に倒れた。
まだまだきらきら星よろしくね!byキララ