第二章≦きらきら星≧四部∞知っている者
朝、鳥が鳴く。その声で私は目を覚ました。近くには誰もいない。とりあえずベットから降りる。
とたんにお腹が鳴る。何か食べ物は無いのか?無いな。とりあえず隣の部屋の扉を叩きに出た。
トントン
出てきたのはデルタムだった。ボサボサの髪、寝起きだろうと思われる顔。
「なんだ?」
声もがらがらだ。
「マク・ベはいない?」
少し考えたように頭を傾げ、部屋の中を見た。顔が私の方に戻りいないと言った。
「わかった、ありがとう。」
部屋に戻っていく。どうしよう。ご飯が食べれないじゃないか。ジェネシス、マク・ベ、どこに行った。
その頃、2人はレストランで朝のコーヒーを飲みながら話していた。
「さすが、コーヒーの名産地。香りが違うな。」
マク・ベが呟き初めこれからウンチクをずらずらと呟いてそうなのでジェネシスが先手を打ち喋り出す。
「2人を置いて大丈夫かな?」
マク・ベはコーヒーを一口飲む。
「デルタムは平気だが、キララさんはもう起きた頃だろう。」
正解だ。そんなことはどうでも良い。2人がここに来たのには理由がある。
「で、聞きたい事ってなんだ?」
ジェネシスが切り出した。
「神の使いから追われているのか?が気になってな。」
小声で喋り始めた。神の使い、白いマントの集団だ。
「正確にはもう追われていない。昔追われていた。」
ジェネシスも一口コーヒーを飲む。
「あの子もか?」
あぁと呟く。そうかと返す。少し沈黙の時間が起きる。お互いに冷め始めたコーヒーを飲む。
「どこのから来たんだ?」
沈黙を破るマク・ベ。
「北だ。」
「雪エリアか?」
「あぁ、」
近くを通る店員にコーヒーのお代わりを頼むマク・ベ。ついでにジェネシスも頼む。
新しい温かいコーヒーが来る。
「その事はあの子は知らないね。」
「あぁ、」
「しかも、君の子ではない。誰からか預った子だろ。」
ジェネシスは静かに頷く。あれだけの情報でなぜここまで。
「変な夢を見たんだよ。」
マク・ベが呟く。
「君が死の魔方陣を描いている所にあの子が来た。止めたな。いい具合に。」
ジェネシスは記憶が無い話しらしい。
「あの子、大部気が付いてるみたいだよ。知られたくないんだろ。」
「当たり前だ。それがあいつのためだと思ってるから。」
熱いコーヒーを燻らすマク・ベ。
「ためかどうかは知らないが、きっと嫌でも教えなければならない日が来ると思うぞ。」
一気にコーヒーを飲み干す2人。
「さぁ、戻ろう。お腹を空かせて待ってると思うぞ。」
「そうだな。」
2人は机に代金を置きレストランを出た。
そこの彼女、また読んでってよね!byデルタム