第一章≦流れ星≧七部∞蒼い宝石
口の中がまだ苦い。寝起きが悪い。最悪だ。掛け布団を折り曲げ起き上がる。まだ頭痛はする。部屋を見回す。オレ以外誰もいない。朝御飯はすでに作られていた。その匂いで起きたようなもんだ。机の上に置かれていた。パンとコーンスープとバターやジャムと手紙が置いてあった。
オレは取り合えず立ち上がる。マントはとても綺麗になっていつものクローゼットに掛かっている。服も掛かっていた。と言うことは…。
誰もいないのだし気にしない。御飯の前の椅子を引き座る。それでスープを一口。パンにミカンジャムを着けて一口かじる。美味しい。ジャムが。
いい加減に手紙を読まなければ。片手に取り眺める。汚い字。しかも長いし。スープを飲みながら読み始めた。
「やっほー!スープには毒入ってるから気を付けてね。」
スープを吹き出す。結構飲んだぞ。
「うそ。」
次合ったらブチ殺してやる。読み進める。
「まぁ簡単に単刀直入にわかりやすく…」
中略。バカにしすぎだ。バカ野郎。
「私は仕事でまた北に戻らなければならないの。急だったからこんな感じでお別れを書かなければならないのだけど許してね。
あなたにはとても大切な役目があるからね。忘れないで。宝石は宛にならない。心の輝きがあなたを導く。忘れないで。
追伸。
南に行きなさいよ。北に来ても死ぬだけだから。」
余計なお世話だ。御飯を食べ終わり食器を洗う。食器を棚に戻して黒いワンピースを来て黒いマントを着ける。白剣<ディア・レム>を左腰に、黒剣<ジア・レム>を右腰に着ける。黒い運動靴をしっかり履き、黒い靴下を皮膚が見えない所まで上げる。
白剣<ディア・レム>が目立つな。鏡を見て思う。これからどこに向かえば良いのか。手紙の内容を思うが良くわからない。宝石ではなく心の輝き…。とにかく南に行けば良いのか?しかし神の使い…。犬死にしに行くだけ。力をつけよう。強者を求めて。
しまった忘れ物!辺りを見回すが見当たらない。辺りをひっくり返し始める。くそ、あのバカ野郎め。どこに隠しているんだ。引出しも全て出す。どこにもない。あいつ持っていったな。大切な、親父から貰った蒼い宝石のペンダント。質屋にでもいれたのか。くそ野郎。
マントの帽子を深く被り家を出ようとしドアノブに手をかけた。何か不可解な物が手に触れる。それを見てみた。
「あった!」
思わず叫ぶ。急いで取り上げと身に着ける。シューティングスターの名はこのペンダントの蒼い宝石の名前。オレには名前は無いのだ。親父からも名前で呼ばれた事がない。ただ宝石を読んでいただけだ。だからオレの名前だから無くしたくない。もう離さない。オレの名前。
外に出た。何て明るいんだろう。さぁ行こうか。宛無き旅に。
流れ星編第一章終了です♪第二章もよろしくお願いいたします☆彡