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「さあ、村に帰ろうか」


 とんだ墓参りになってしまったけど、こうして無事に、それどころか成長した姿を見せて、話す事が出来たんだから悪い事じゃなかった。


 ちょっとびっくりしたけど、それで俺とルイスの絆がなくなるわけじゃないからな。


 そうして二人に呼びかけてリンとクウの休んでいる場所に向けて歩きだそうと振り向いた。


 その時に見てしまった。


 さっきまで満身創痍の状態で休んでいたリンが、棒立ちになっているアルベに向かって全力の右を繰り出す。


 轟音と共にその威力は衝撃を回りに撒き散らすがアルベは微動だにしていない。


「まずい」


 そう思った時には駆け出していた。


 さっきまで4人で戦っていたのに劣勢に陥っていたのに、今のリンの状態では結果は試さなくても分かる。


 このまま反撃を食らってしまえば、命に関わる可能性もある。


 自分が対応すればなんとでもなるのに。幼い子供が無駄に危険を冒すようなことは見過ごしておけない。


 間に合えと全力で走りより、盾に魔力を流そうとしたとき、場違いな声が聞こえた。


「うーん、まだまだだな、リン、もっと体重を乗せないと良いパンチは出せないぞ」


 嬉しそうに頷くリンの姿が見えた。






「ほうほう、君が話しに上がっていたロイド君か、そしてそこの二人が」


「今代の聖女のルイスです」


「ロイド様の未来の妻のアンジェリーナです」


「ちょっ!?」


「ちょっとアンジェ!?」


 自己紹介で特大の爆弾を投げ込まれ焦る俺とルイス、当の本人はテヘペロと言わんばかりに悪戯大成功っていういい笑顔をしているんだけどムカつく位に可愛い、どうしてくれようか……


「押し倒せばいいと思うぞ」


「心の声を読まないでください!」


「そんな押し倒すなんて、ロイド様大胆……」


「ぐぬぬぬ」


 そうやってまぜっかえすのが誰かと言うと。


「冗談はさておいて、娘が世話になってるな、リンの親父のゼントだ、よろしく頼むぜ」


 そういってリンの父親のゼントはリンを撫でながら自己紹介をしたのだった。


 リンも人間状態に戻って気持ちよさそうに頭を撫でられている。


 クウはクウでリンに抱きしめられながら頭を撫でられている。


 本当に仲いいなこの子ら。


 そう思いながら何があったのかを説明しよう。


 まず彼がここに来たのは丁度俺達の親達が光に飲み込まれていった時らしい。


 アルベがなんでいたかって?どうも彼は娘の身の安全を気にしていたみたいで、ひっそりと遠くから見守っていたらしい。


 それなら助けに来いと思うかもしれないが、リンの成長も願っているみたいでそうはしなかったらしい。


 勿論本当に危なかったら駆けつける予定だったらしく準備をしていたらしい。


 それでもかなーり腹が立ってたみたいで、俺がかっ飛ばした後に逃げ出して距離を稼いで油断したところを一発で意識を刈り取ったらしい。


 そして戻ってきて悔しい思いをしたリンに稽古がてらサンドバックの提供をしたらしい。


 因みについでとばかりに光に包まれた3人に安息があるようにという祝福をしたとか、なんでもありだなこの親父。


 まぁそんな訳でゼントはデルクをサンドバック代わりに持ってリンに殴らせていたわけで、力の逃げ道が無い状態で殴られまくったおかげでアルベも消滅している。


「こんなのあんまりよぉおおおおお」


 というのが断末魔だったのはなんといえばいいのか。


 そんな事があってこの場があるのだけど、これにはまだ続きが合って。


「遅くなったな」


 そういって現れる狐耳で狐尻尾の男。


「あ、おじさんだ」


「おとーさん!」


 リン、クウの順の言葉である。


 その言葉で俺達は彼が誰か分かった。


「クウが世話になったときいている、感謝する。クウの父親のアマツだ、よろしく頼む」


 礼を言った後に握手を求めらたので応じる。


 ピシっとした態度はゼントとは対照的なのだが、その実力は確かな物だと分かる。


 傍目には分からないし、俺もぼやっとしかわからないけど、そうだと知ってなかったら見落としてもおかしくないくらいには優れた隠蔽力である。


 凶悪無比なこのコンビ、どうやら外を回って色々と世界に致命的な物が起きないようにしているらしい。


 曰く本能的なものだから多分神がさせてるんだろとのこと。


 因みに今回のアンデッドの件もなんとなく分かって来ていたらしく、子供の事もあって姿を現したらしい。


 この後は一回棲家に帰って夫婦水入らずで過ごすらしい。


 帰ってくる頃には弟か妹がいるかもなとか言うもんだから子供達が目を輝かせるし。


 おまえらもくっついたら今度は俺達が祝福してやるよとか言われるもんだから後が気まずいじゃないか。


 そんな出会いがあり、その晩は彼らも交えて楽しく過ごした。


 とはいってもリンもクウも悔しいからって親に色々教えてもらうほうに意識が向いていて苦笑いされてたけどな。


 少し教えたら後は遊んでご飯を食べて寝るという感じだったけど、その後で色々頼まれたのは親心かな。


 おかげでリンからもクウからも師匠と呼ばれる事に。


 頼まれた事が指導に関することだから仕方ないんだけど、今までのままでいいよ!


 尚指導方法は用意してあるノートを渡された、準備がいいな親ばか達!


 そんなこんなで翌朝彼らは森へ、俺達は領都に向けて出発する。


 順調に行けたと思うだろ?でもな、大きな問題があったんだよ。


 それが何かというのはまた明日語らせてもらおう。


 とにかく強敵との戦いだったり駆けずり回ったりで疲れたんだ。


 今日はもう寝る事にする。


 親父達、大きな爆弾落としていきやがって、愉快犯かよ!

お読み頂きありがとうございます。




次の作品を探るべく今日の日が変る時間に短編を上げる予定です。




そのときに同時に此方も更新するのでアドレス等はその時に併記させていただきます。




反響がよければ50話前後に伸ばす予定です、面白い、もっとこの物語が読みたいと思ってくれた方はブクマや評価の☆を投げて作者の頭にぶっさしてください(マテ




尚この時点ではローファンを書くということと、どんな感じにするかしか決めてなくてプロットもないのでチキンレースになります。




チキンレースの勝敗にもご注目ください()




因みに今7000文字位まできています!この様子だと一万文字くらいの冒頭になりそうです

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