7/7
いっぽんの糸
あと少し もう少しなのに
呼吸は乱れ
足取りは重くなって
顔を手のひらで覆って
感情を感情で抑えて
ただ立ち尽くす
それだけ
恥じることを恐れ
一筋の水の流れを抑え
灰色の後悔を覚え
たたずむ
夢を見た
二人で 一緒に たわむれている夢
現実でもあって 非現実でもあって
でも叶えっこできなかった
もう ともだちって 言える関係の糸を
探りようがない
《あとがき》
詩を読むことって、難しいと感じてません?
そんなに難しくないです。むしろ簡単でしょうか。
なんとなくで良いので、情景を思い浮かべてください。
正解とか、無いので。
これで、一旦おわり。