第25話 二年生トリオ回かよっ!
一人になりたくて屋上で弁当を食べようと思っていた一矢だが...
さぁ、やっと昼飯にありつけるぜ!
屋上のドアの鍵、ちゃんと開いているだろうなぁ~…?
ガチャッ…
おっ!
開いてるぞっ!
良かったぁ~…
ギィ~ッ…
んっ…?
何だか人影が見えるぞ?
誰だろう…せっかく一人で静かに昼飯を…あっ!
「菜弥美先輩とテルマ先輩に子龍先輩じゃないですかっ!」
「おっ…お~! 一矢君かぁ~、ビックリしたじゃないか。普段、屋上には私達以外はあまり上がって来ないから......」
「えっ? そうなんですか?」
「あぁ~そうなんだ。基本的に屋上に来るのは禁止になってるからね。私達三人は学園の許可を貰っているんだよ。それと、鍵も特別に一つずつ貰っているしね」
「え―――っ!? それ、メチャクチャ良いじゃないですかっ!! 凄い特別扱いじゃないですかっ!?」
「ま…まぁ…。特別と言えば聞こえは良いけどもさ......」
「えっ? 菜弥美先輩、何か深い理由があるんですか?」
「ま、まぁ…そこら辺の話は食事をしながら話そう。さぁ、一矢君もここへ来て一緒に食べよう」
「あっ、はい! そうさせてもらいます!」
ちょっと三人とは距離を空けて座ろうかな……
やっぱ先輩だし、いくら慣れてても少し緊張するしな......
よっこらしょっと......、んッ?
テ…テルマ先輩が、急に立ち上がって俺の左隣に座ったぞ!?
どっ…どうしたんだ!?
「テルマ先輩、俺の横なんかに座って嫌じゃ無いんですか?」
「別に嫌じゃ無い…。だから隣に座ったの…。最近私の出番が少なかったから、一矢君の隣にいればきっと出番が多くなると思って……」
そっ...そんな事は作者に言ってくれよ――――――ッ!!
「今のは冗談よ。部活でも私はあまり一矢君とお話出来ていない様な気がするから、この時間はゆっくりお話出来るかなぁ〜と思って…。もし一矢君が嫌なら、私は家に帰るけど......」
「い…嫌な訳無いじゃないですかっ! …って!家に帰る必要は無いでしょ!?」
「プッ…フフッ。面白過ぎるよ……。私ね…一矢君のそんな突っ込みが大好きよ......」
ぅわ――――――ッ!!!!
テルマ先輩の何とも言えない天使の様な笑顔が超絶可愛過ぎなんですけど――――――ッ!!
俺の弁当と一緒に、テルマ先輩も食べちゃいたい位だわ!!!!
くぅ~っ、頭ナデナデしてぇえ――――――ッ!!
「そ…それじゃあ…一矢君の右隣には僕が座ろうとしよ––––」
バンッ!!
「いっ…痛て~…」
「あらっ? ゴメンなさいね、子龍…」
な…菜弥美先輩、今ワザとぶつかりましたよね?
子龍先輩とぶつかる瞬間の目…、あれは殺意のある目でしたよっ!!
そして何事も無かったかの様に、普通に俺の右隣にチョコンと座って......
「私も一矢君とゆっくりお話がしたいわ。いつも部活での私は一矢君の質問に答えているだけの様な感じだし、夜のメールは文章だし……、あれじゃホントの会話じゃ無いもんね?」
な…菜弥美先輩......
俺はいつも美代部長に質問しているんですよ。
それを美代部長が答える前にあなたが奪い取っているのは御存じですかっ!?
「んん? どうした一矢君? あまり私の顔をジロジロと見ないでくれないか?テルマみたいに気にし過ぎる事は無いが、とても恥ずかしいんだけど......」
わ~っ!
やはり美代部長に負けず劣らずで菜弥美先輩も美人だなぁ......
モブオが言っていた通り、本人に自覚さえ有れば学園のアイドル間違い無しだわっ!!
「す…スミマセン菜弥美先輩! イヤ〜、先輩があまりにも美人さんなので、ついつい見とれてしまいましたよ~!」
よしっ!
この『返し』で良いよな?
これで少し和んだところからの楽しいトークの始まりだな…!
「びっ!? …びぃっ、美人ですと――――――ッ!! ひっ…ひとぉ、一矢君…なぁ…何て事を言うんだ!! 私が美人なハズ無いじゃないかっ! じょ…冗談はキミの『普通さ加減』だけにしてくれないか!?」
あちゃ~…『返し』ミスっちまったよ――――――ッ!!
それと俺の『普通さ加減』は冗談じゃねぇしっ!!
そ…それに左隣から、何だか熱い視線を感じるんだが......
「えっ!? テルマ先輩、どうかされましたかっ!?」
「べ…別に…、何でも無いわよ…。な…菜弥美が一矢君に…び…、『美人』って言われたからって、羨ましいとか…全然思っていないからっ……!」
なぁっ!
何なんだ!?
この世界一キュートな『ツンデレ』さんはっ!!
「テッ、テルマ先輩何を言ってるんですか!? 俺はテルマ先輩が『世界一キュート』だと思っていますよ!! あまりテルマ先輩の事をジロジロ見たら、またテルマ先輩に『ジロジロ見ないでよっ!』って怒られそうだから…。でも、俺はテルマ先輩を見かけたり、こうして話をしてる時には常にチラ見をしているんですよ~」
よしっ!
今度こそ『返し』はオッケーだな!?
「キュッ…キユ、キュート!!? それも世界一って…!! 一矢君っ、それは言い過ぎじゃないの!? 私はただのチビで金髪で色白なだけの女だし…。キュッ、キュートだなんて……。それに、いつも私の事をチラ見していただなんて…一矢君…キミは『普通一の変態さん』だよ!」
ま…またしても俺は『返し』をミスってしまったのか!?
それと俺が『世界一キュート』って言ったからって、俺の事『普通一の変態さん』って…別に『普通一』はいらねぇだろっ!!
そこは『変態さん』だけで良いじゃねぇかっ!
でもテルマ先輩って、意外と俺より『返し』が面白いなっ!
俺、ちょっと勉強やり直しだわっ!
「さ…三人共…、とても楽しそうで良いなぁ…ボソボソ…」
あっ!
し…子龍先輩…そういえば居ましたね?
何か戦いに敗れて、疲れ果てた様な顔してますけど大丈夫ですかっ!?
おっ!
それと顔が正面向いてるぞっ!!
まさかっ…治ったのか!?
……んっ?
やっぱ、体は横向いてるのかよっ!
べっ…弁当食べづらいだろがぁ――――――――――――ッ!!!
お読み頂き有難うございました。
ついに第25話、節目の回です!内容は全然節目じゃ無いですけど...(笑)
今回は二年生トリオ中心の内容でしたね。いつ『テンテン』のフルネーム分かるんやーーっ!?という声も聞こえてきそうですが(笑)次こそ...次こそ『テンテン』の謎が判明しますので、どうぞ次回お楽しみにしてくださいませ。
まぁ『ネガティ部!』ファンならお分かりでしょうが、決してここまで引っ張る様なキャラではございませんので(笑)
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