表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
173/193

第173話 空から美少女が降ってきたぞ!!(挿絵有り)

 しかし、舞奈のやつ、マスクをかぶったまま『コスプレ喫茶』をやろうとしていたなんて……それじゃまるで『ヒーローショー』じゃねぇか!?


 ホント危ないところだったぜ。


 まぁ、俺も元々『タマランピンク』のファンだったから、あの舞奈のコスプレはマジで『たまらん』っていうのが正直なところだけどな!!


 でも舞奈にはウェイトレスとしても頑張ってもらわないといけないし……


 とりあえず俺を含めて全員、衣装もメイクも無事に終わりそうだから俺は少しだけ時間をもらって津田先輩の壁画のところに向かっているんだが……


 はたして津田先輩は大丈夫なんだろうか!?

 昨日も遅くまで残っていたみたいだし、今朝も俺達よりも早く学園に来ていたし……


 ん!? もしかして徹夜してたんじゃないのか!?


 これはマジで心配だぞ。

 早く津田先輩が無事なのかどうか確認しなければ!!


 最終の三日間は俺も全然、手伝えてなかったからめちゃくちゃ責任を感じてしまうしな。



「おーっ!! 壁画は完成しているじゃないか!! しかしやっぱ凄い絵だよなぁ……。津田先輩が言っていた通り、色んな人の姿が描かれているもんな……。ってか、そうだった!! 津田先輩はどこだ? 津田先輩!! 大丈夫ですか~っ!?」


 ヒューッ



 えっ!? 梯子の上から何かが落ちて来たぞっ!?


 ん? 人か!? もしかして……



 ガシッ!! ズシーンッ!!


「うぐわぁぁあああ!!!!」



 な…なんとか受け止めれたけど……

 で、この美少女は!?


 こ…これは津田先輩じゃないか!?


 一体、何があったんだ!? もし俺が受け止めていなかったら津田先輩は頭から地面に落ちていたぞ!! めちゃくちゃヤバかったぞ!!


 もしコレが舞奈だったら俺は舞奈の下敷きになって……

 あっ!! 近くに舞奈はいないだろうな!? 

 それに俺は今、心の中だけで呟いただけだろうな!?


 スヤスヤスヤ……スースースー……


 えっ? もしかして寝てるのか?

 それとも気絶しているのか?


「つっ…津田先輩!! 起きてください!! だっ…大丈夫ですかっ!?」


「んん? うーん?? むにゃむにゃ……」


 あっ、『むにゃむにゃ』だと? ってことは寝ているのか?


「津田先輩? 大丈夫ですか~?」


「うーん……ん? ああ、アタシのことを『お姫様抱っこ』してくれているのは布津野君かい? むにゃむにゃ……」


 えーーーっ!? お…お姫様抱っこだって~っ!?


「ハハハ……やっぱり布津野君かぁ……アタシは眠っていたようだね?」


「そうなんですよ。それも梯子の上から落ちて来たんですよ!! もし俺が来なかったら大けがをしていたかもしれませんよ!!」


「そ…そうなのかぁ……それは助かったよ。ありがとな、布津野君……。お陰でこの壁画を親父に見せることができるよ……」


 やはり津田先輩は昨日から徹夜をしてずっと壁画を仕上げていたんだな? やっぱ凄い人だわ……。それのこの壁画の仕上がりは最高だもんな。さすが自分で『一流』って言うだけのことはあるよなぁ……


挿絵(By みてみん)


「凄い壁画が完成しましたよね!? たくさんの人の姿が描かれていて凄いです!!」


「まぁ、これらは『アーカイ部』の亀っちに写真を借りたりしたからね。それに布津野君の協力が無かったら本番に間に合わなかったかもしれないよ。本当に有難う......」


「そっ...そんな、お礼なんてやめてくださいよぉぉ。俺は全然、お役に立ててませんから!!」


「しかし布津野君は今日、『もふもふコスプレ』をするんじゃなかったのかい?」


「いや、俺は『ヒツジ』のコスプレじゃ無くて『執事』ですから!!」


「なぁあんだ、そうなのかい、それは残念だな......」


 イヤ、残念なのか!?


「ところで布津野君?」


「えっ? あ、はい、何でしょう?」


「一つ、お願いがあるんだけどなぁ……」


「お願い? 何でしょう? 俺ができる事なら何でもやりますが……」


「このまま『お姫様抱っこ』をしながら『クリエイティ部』の部室までアタシを運んでくれないかい?」


「えーっ!? このままで運ぶんですか!?」


「どうもアタシは疲労と睡眠不足で歩けそうにないんだよ……どうかな? アタシを部室まで運んでくれないかな……?」


 うわぁああ、津田先輩の『少女漫画』みたいな大きな瞳で見つめられてお願いされてしまったら断れないじゃないか!!


 それにこの弱り切っている津田先輩もギャップがあって萌え感、半端ないしな!!


「わ…分かりました。津田先輩は軽いから何とか俺でもこのまま運べそうですし、構わないですよ……」


「オイオイ、女子に体重の話は禁句だぞぉぉ……」


「あっ!! すっ…すみません!!」


「ハッハッハッハ!! 冗談だよ、冗談。申し訳無いが助かるよ……」




 ってことで俺は現在、津田先輩をお姫様抱っこしながら『クリエイティ部』の部室まで歩いているんだけど……


 他の『文化部』の人達の視線がめちゃくちゃ気になるじゃねぇか!!


 それに……


「ちょっと見て? 布津野君がお姫様抱っこをしている子、めちゃくちゃ可愛くない? 一体、誰なんだろう?」


 津田先輩ですよ!!


「なっ…何だアレは!? 何故、あの布津野が謎の『超絶美少女』をお姫様抱っこなんかしているんだ!! ふざけるな!! 羨ましい……」


 津田先輩ですよ~っ!!


「オイオイ、アレ見て見ろ!? 布津野の奴、遂にどこかの美少女を攫ってきやがったぞ!! アレは犯罪だよな!? アイツはあの美少女をどうするつもりなんだ!?」


 だから、この美少女は津田先輩だっつうの!!



 ガラッ…ガラガラッ


「はぁ……やっと部室に着いたぞ……」


「キャー!! 津田先輩、どうされたんですか!?」

「あっ…姉貴、一体どうしたんだ!?」


「ああ、アタシが梯子の上から落ちたところを布津野君が受け止めて助けてくれたんだよ。それでアタシは歩けないから布津野君に無理を言って、そのまま『お姫様抱っこ』で部室まで運んでもらったのさ……」


「そうだったのか!! 布津野君、有難う!! 姉貴がお世話になったね!! このお礼はまたさせてもらうよ!!」


「お礼だなんて別にいいよ……」


 いや、お前は怖い顔に似合わず言う事は真面目だから違う意味でギャップがあるぜ!!


「そ…それにしても、津田先輩……?」


「何だ、れなっち?」


「お姫様抱っこをされている津田先輩の顔がとても真っ赤で『女の顔』をしているのですが、大丈夫ですか!?」


 えっ!? あの津田先輩が『女の顏』をしているだって!?

 顔はともかく性格は男みたいなのに、う…嘘だろ!?


 ってか、津田先輩、目が『とろーん』としているじゃないか!?

 イヤイヤイヤッ、この顔はただ睡眠不足で眠たいだけだろう!!


「ふ…布津野君……?」


「へっ? 何ですか、津田先輩? もうそろそろ降ろしましょうか?」


「アタシを助けてくれた『王子様』にアタシからもお礼をしなくてはいけないな……」


「だ…だから、お礼なんていいですから……それに俺は『王子』じゃなくて『執事』ですから......」


 チュッ


 うーーーっ!! なっ...何が起こった!?


「うっ!!?? うーーーっ!!!!」


「 「 「うぉぉおおおおお!!!! 津田先輩が布津野君にキスをしたぞーーーっ!!!!」 」 」



挿絵(By みてみん)




 ピンポンパンポ〜ン……


『只今より、名染伊太学園祭、第一日目を開催いたします……』



 はっ…波乱の学園祭幕開けだーーーーーーっ!!!!


お読みいただきありがとうございました。


遂に始まる学園祭。

しかし一矢はまさかの『初キッス』を津田先輩にされてしまう。

初めて唇を奪われた一矢はどうなるのか?


まさに波乱の幕開けです(笑)

次回から新章『伝説の学園祭編』が始まります!!


どうぞ次回もお楽しみに(^_-)-☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=192309388&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ