表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
170/193

第170話 どんだけ~っ!!

 まさか、津田先輩が井羅須戸部長と津田弟が付き合っている事を知っていたとは……

 

 っていうか、やっぱりあの二人は付き合ってたのかよ!?

 その方が驚きだぜ……


 井羅須戸部長も、あんな奴のどこが良いんだろうか……?

 

 チッ……何か俺が津田弟に負けたみたいな感じがするぞ……

 はぁ……ちょっぴり悔しいなぁ……



「おーい、フツオ~? お前、何シケタ顔してるんだぁ?」


「ああ、モブオかぁ……じ……実はさぁ……」



「なるほど!! 頭にくるよな!!」


「だ……だろう? お前もそう思うだろう?」


「違うよ!! 頭に来たのはお前にだよ!!」


「はーっ!? なっ…何でお前が俺に頭にくるんだよ!?」


「だってそうだろ? よーく考えてみろよ!! お前は津田弟に負けた感じがするって言ってるけどさぁ、それはお前が『鈍感』&『臆病者』なだけであって、お前さえその気があれば彼女の一人や二人、いや十人くらいはできるじゃないか!!」


「じゅっ…十人って何だよ!? それに彼女は一人だ良いに決まってるだろ!?」


「うっ…うるせぇ!! この『偽善者』め!! お前は今でもルイルイ先生には『ダーリン』と言われ、紅伊奈ちゃんには『告白』され、そして聖香ちゃんにも前の『デート』である意味『告白』されているだろ!? それも『キス』というオプション付きでな!!」


「おっ…お前、何で聖香の事まで知ってんだよ!?」


「当たり前だろ!! 俺を誰だと思っているんだ!? 俺は『アーカイ部 副部長』で、『スクープ記者担当』だぞっ!! それに俺はルイルイ先生の『しもべ』でもあるからな!!」


 『しもべ』って何だよ!?

 お前、それで嬉しいのか??


 でも、まぁモブオが怒るのも無理は無いかもしれないな……


 俺があまりにも『鈍感』だというのは認めたく無いけど、ハッキリしない性格というか、自分に自信が無いというか……はぁ……自分が嫌になってくるよなぁ……


「なんか、悪いなぁ、モブオ……」


「何だよ、急に謝るなよな? フツオらしくないし、俺が惨めになっちまう……」



「さっきから二人で、一体何を揉めてるの?」


「あっ、舞奈ちゃん!! ちょっと聞いてくれよ~!! フツオの奴さぁ……」


「ワーッ!! モブオ、余計な事を言うんじゃねぇよ!!」


「なっ…何よ、一矢!?」


「だから、舞奈には関係の無い話だからさ……」


「フン、何よ!! 教えてくれたっていいじゃない!? 私は部室であの『変態達』のおもちゃにされているんだからね!!」


 お…おもちゃって……


「何かあの人達に変な事をされたのか!? それだったら俺が文句を言わないと……」


 あの人達ならやりかねないからな……


「おもちゃっていうのは嘘だけど……でもあの人達、私の身体を触りまくってイヤラシイというか……でも『コスプレ衣装』を製作してくれる人達だし……少しは我慢しないといけないしさぁ……」


「いや待て、舞奈!! お前の身体を触りまくるだと!? 丼竹の野郎は、ああ見えても、いや、どこからどう見ても男だぞ!! あの野郎まで舞奈の身体を触ってくるのか!?」


「オイオイ、フツオ~。お前、ちょっと興奮し過ぎだって。そんなに舞奈ちゃんが心配ならお前もちゃんと部室にいればいいじゃん?」


「いっ…いえ、さすがに『ドンちゃん』は『メイクアップアーティスト』だから私の顔とか髪の毛とかを触るだけなんだけど……ひ…一矢、私の事を心配してくれているの?」


「あっ…当たり前だろ!! でも安心したよ。とりあえず『男』の丼竹はそこらへんは問題無いみたいだな……っていうか舞奈、あいつの事をもう『ドンちゃん』って呼んでるのか!?」


「うん、そうよ。ネガティ部の女子達は全員、彼の事を『ドンちゃん』って呼ぶようになったわ。だって彼、そう呼ばないと『アタシ、メイクしな~い』って言うもんだから……」


 な…なんて、図々しい奴だ。


「あと、恵須部先輩の事は一年の私と紅伊奈だけは『あにお姉さま』って呼ばないといけなくなったし、黒井先輩の事は『ゆにお兄ちゃん』って呼ばないといけなくなっちゃったの……」


「意味分からんわっ!!」


 百歩譲って『あにお姉さま』はいいとして……『ゆにお兄ちゃん』ってどういうことだ!?

 あの人、マジで『僕っ子』というより『百合っ子』なのか!?


 これは危険だ……ネガティ部女子達が狙われる……

 あの人達は押しに弱そうだからなぁ……マジで心配だ……

 


「なんか、めちゃくちゃ面白そうだな? フツオ、今日の放課後『ネガティ部』に取材に行ってもいいかな!?」


「くっ…来るんじゃねぇよ!!」



 ガラッ…ガラガラッ


「布津野君はいるかしら?」


「あっ!? あにお姉さまにゆにお兄ちゃん!?」


 えっ!? 何で二人がうちの教室に来るんだ? 


 ってか、舞奈……今、凄く自然に『あにお姉さま』と『ゆにお兄ちゃん』って呼んでいたよな!?

 相変わらず『マイナス思考』のわりには順応性が早いよなぁ……


「あ…あのぉぉ……お…俺に何か用っすか……?」


「用事があるからわざわざ来てあげたんじゃないの。ここまで来るのにどれだけど労力を使ったことか……」


 いや、三階から四階に上がってきただけだろ!!


「わ…わざわざすみません……。で、俺に何の用なんでしょうか?」


「あのね。今日からは布津野君にも部室にいてもらわないと困るのよ」


「えっ? 何でですか? 俺は『コスプレ衣装』を着る予定はないですし、それに男の俺がいれば皆さんとても嫌でしょうし……」


「フフフ……君は甘いなぁぁ。だから僕は男子は嫌いなんだよ。もう世の中、女子だけでいいのにさ!!」


 うるせぇぞ、この『百合っ子』!!


「実は久地川先生からもう一つ依頼があってね、君も……布津野君も『コスプレ衣装』を着させてやってくれないかってね」


「はぁぁああ!? その言い方じゃ、まるで俺が『コスプレ』をしたがっているみたいじゃないですか!?」


「えっ? そうじゃないのかい? 『普通っ子君』?」


「誰が『普通っ子君』だ!! この『百合っ子』め!!」


「えっ、何今のは!? 今の突っ込み、最高に気持ち良かったのだけど!! おっ、お願い『普通っ子君』、もう一度、私に突っ込んでくれないか!?」


「誰が突っ込むものか!!」


 はぁ…駄目だ……この『変態』には勝てる気がしねぇ……


「まぁまぁ、布津野君……そんなに凹まないでちょうだい。別に私達はあなたをイジメに来たんじゃないのだから……私と由似ゆにはアナタに立派な『執事』になってもらえるように素敵な衣装を作るから、今日から部室に最後までいてちょうだいねって言いに来ただけなのだから……」


「えっ、えーっ!? お…俺が『執事』の衣装を着るってことですか!?」


「うわーっ、それ良いね!! 私、一矢の『執事』姿見て見たいわ!!」


「まっ、舞奈は喜ぶんじゃねぇよ!!」


「……なぁフツオ、やっぱ取材させてくれないか?」


「お前だけは絶対に来るんじゃねぇ!!」



 ガラッ…ガラガラッ


「僕の事を忘れてもらったら困るなぁ、布津野君!!」


「へっ、誰だ、お前は??」


「何を言ってるんだ、布津野君!! 僕だよ僕!! 昨日、僕との相性がピッタリだと判明した『ドンちゃん』じゃないか!! まぁ、今の時間は『ドン君』だけどね!!」



「誰が相性ピッタリだ!? ふざけんじゃねぇぞ!! って、おっ…お前、『男子バージョン』の丼竹か!? 昨日と全然、見た目が違うじゃねぇか!!」


「そうだよ。だから話し方も男だろぉ? まぁそんな事よりも君のヘアメイクなどは僕が『愛をこめて』やらせてもらうから心配しないでくれよな!!」


 げっ!!


 いっ…嫌だーっ!! 

 誰か助けてくれよーっ!!

 

 どうやっても俺はこの『三人組』から逃れる事は出来ねぇのかーっ!!??


お読みいただきありがとうございました。


ルイルイの策略?で一矢も『コスプレ衣装』を着る事になってしまい......


そして『ドンちゃん』は学園の規則をしっかり守り日頃は『ドン君』だった(笑)


『学園祭本番前』に色んな事が巻き起こるか『ネガティ部』


果たして彼等は無事に『学園祭』をむかえられるのか!?


ということで次回もお楽しみに(^_-)-☆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=192309388&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ