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第132話 裏ルールって何だよ!?

「いずれにしてもルイルイの『提案』は横に置いといて、『借り物競争』は紅伊奈が出る事は決まったし……。じゃあ次は『マラソン』ですよね? 体力に自信のある人いませんか?」


「一矢が出ればいいじゃない?」


「バッ…バカな事を言うな舞奈!! 俺は自慢じゃ無いがスポーツはからっきしなんだ!!」


「でも前の『ドッジボール対決』の時、一矢は美代部長と体力を作る為に毎朝、ジョギングをしてたじゃない? 『短距離』はダメかもしれないけど、『長距離』は案外といけるかもよ!! それに周りも『文化部』の体力があまり無い人達ばかりだと思うしさ、『勝機』だってあるかもしれないわよ」


 舞奈の奴、たまに良い事を言うじゃないか……っていうか俺はスポーツは嫌なんだ!!

 前の『ドッジボール対決』だって本当は死ぬほど出たくなかったけど、『ネガティ部存続』がかかっていたから仕方無しに……


「それでは私が『マラソン』に出場しましょうか?」


「えっ? いや待ってください!! 美代先輩には『リレーのアンカー』として出場して頂きたいので、それまでは体力を温存して欲しいと思っているんですよ……」


「そ…そうなんですか……。分かりました……。何だかお気遣い頂いて有難うございます……」


「ちなみに俺が考えた『リレーメンバーの四人』ですがテルマ先輩、菜弥美部長、子龍先輩、そして美代先輩の四名で考えているのですがいかがですか?」


「えっ、何で私と紅伊奈の一年生二人が『リレーメンバー』から外されたのかな?」


「そうね。別に私は足が遅い訳でも無いのに……」


 お前達、何でそこで引っかかるんだ!?

 出来ればそこは素直に受け流して欲しいところだったのにさぁ……


 あの二人の胸が大き過ぎて、それが邪魔で『短距離』にはむいていないじゃないかと思ってなんて言えるはずが無いじゃねぇか!!


 それに『ネガティ部』で一番の怪力と思われる舞奈に『綱引きのエース』として頑張って欲しいからとも絶対に言えないしな!!


「いっ…いや、紅伊奈は『借り物競争』に出るんだから別に他の競技はいいじゃないか? あと『綱引き』は全員参加だからそれにも頑張ってもらわないといけないしな……。それと俺の中では舞奈が一番『マラソン』にむいているかなぁ……何て思っていたしなぁ……」


「えっ? 何で私が『マラソン』にむいていると思ったの?」


 うわっ!! やはり質問してきたか!!


「えっ…えっ…えっとぉぉ……。『マラソン』ってさ、体力も大事だけど俺は『根性』も必要だと思うんだよ。それで、そう考えてみると、ま…舞奈は『ネガティ部』の中で一番根性があると俺は思ったんだ!! そうそう、一番舞奈が根性あると思うぞ!!」


「えーっ!? 私そんなに根性あるかなぁぁ……?」


「あるとも!! こないだの選挙戦前に仙道先輩に立ち向かって行った時の姿なんて凄くカッコよかったし、根性が無ければ立ち向かえないだろ!? 俺はあの舞奈の姿を見て惚れ惚れしたんだよ」


「えっ? 惚れ惚れ……!? ほ……惚れた……?(ポッ……)」 


 いや惚れたとは言って無いけど、まぁいっか……


「わ…分かったわ。私、一矢の言う通り『マラソン』に出るわ!! 菜弥美部長、それで良いですか?」


「えぇ、私は賛成よ。舞奈ちゃん、頑張ってね!! って事はこれで『文化部対抗競技』の出場選手は全て決まったわね?」


「そうですね。まぁ『綱引き』は部の人数によって変わりますが人数が少ない部には『アクティ部』の人達が『助っ人』で入ってくれると聞いていますし……」


 ガラガラッ!!


 ん? 誰だ!?


「皆さん、ごきげんよう!!」


「あっ? お前は『アクティ部 副部長』の『羽和布留名はわふるな』じゃないか!?」


「どうもどうもぉぉ、布津野君とその他大勢の方々、こんにちは!! 今日は体育祭の『助っ人』についてお話に来ました!!」


 いきなりこいつは他の人達に失礼な言い方だな!!


「で、羽和さん。『助っ人』についての話って今言っていたけど、うちの部は『綱引き』以外はメンバーが揃っているからそんなに『アクティ部』の人達の助けをもらわなくても大丈夫みたいなんだけど……」


「なっ…何を言っているんですか、大石部長!! ご存じ無いのですか?」


「えっ、何の事?」


「だからぁ……、『文化部対決』には今年から『裏ルール』が出来たって事ですよ!!」


 なっ…何だ、その『裏ルール』ってのは!?


「何ソレ? 『裏ルール』って何なの?」


「やはりご存じないんですね? 『裏ルール』とは『ある方』が『学園長』に提案され了承を頂いた『ルール』らしいのですが、総合で一番になった『文化部』以外の全ての『文化部』の部員は顔に恥ずかしいメイクをしたり女子は『ハゲヅラ』をかぶったり、男子は女装をしたりして街中を練り歩くらしいですよ!!」


「 「 「 何ですって―――っ!!??」 」 」



「えっ? 別にそんな『罰ゲーム』驚く程でも無いじゃないですか? 逆に盛り上がって良いと思うんですが? 俺は恥ずかしいメイクをされたり、別に女装だって気にはしませんけど……」


「ひっ…一矢君!! 私達が何部なのか君は忘れてしまったのかい!? 私達は『ネガティ部』だよ!! 本当は『体育祭』だって出場したくないくらいのに、更にそんな罰ゲームまで……。大勢の人の前でそんな恥ずかしい姿を見られるなんて……。皆、絶対に耐えれないぞ!!」


「特に私は、大勢の人にジロジロ見られたら死んでしまうわ……」


 ほんとだ!! 特にテルマ先輩はヤバイなっ!!


「僕だって『女装』なんて嫌だよ!! 似合ってしまったらどうするんだよ!?」


 どうもしねえよ!!


「っていうか、こんな変な『裏ルール』を提案したのは、またしてもルイルイじゃねぇだろうな!?」


「ハッハッハッハ!! 残念だが私では無いな。私以外の『イカれた奴』だろうな……」


「いや、ルイルイもたいがい『イカれた女』だぞっ!!」


「ハッハッハッハ!! ダーリン、そんなに私を褒めないでくれないか」


「ほっ…褒めてねぇよ!!」


お読みいただきありがとうございました。


『体育祭』......どうも簡単には終われそうにない予感がしますね(笑)

そして『文化部』だけの『裏ルール』!?

一体、そんな提案をしたのは誰なのでしょうか?


それでは次回もお楽しみに(^_-)-☆

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