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天使ごっこ

 提案として「麻雀」、「狩り」、「製作」など様々。しかし、決定的なものがない。

 ある宇宙人はあげた。



「天使ごっこなんてどうです?」



 他の宇宙人たちはざわついた。何だそれは?

 宇宙人はこう説明した。



「未開の惑星に行き適当な宇宙人を拉致、もしくわ遭遇して我々を「神の使い」と言って殺害します。

 まあ、神の使いじゃないだろうと疑うけど関係ない。発砲して黙らすのもありだよ。

 ようするに強大な愉悦感にしたれるゲームです。私の友人たちは意外と楽しんでいました」



 なるほどと金持ちたちは納得していた。これは、面白いなと。

 愉悦感にひたって敵を殺して行く。原住民は髪が自分たちをさばきに来たと思い込み恐れおののく。こんなに面白いゲームは無い。

 しかし、反論があった?



「このゲームでプレイヤーが死ぬことはありますか?」



 そう、死ぬのことである。プレイヤーが死ねばせっかくの愉悦感がぬか喜びにかわる。それでは意味がない。



「確かに死ぬことはあった。その時にも「自分たちは神の使い」と言っていました。苦し紛れのいいわけですが……」



 他の金持ちたちはざわついた。

 やはり、死ぬリスクがあるのかと。これではすこし引くなと。別のにしようと。



「どうやら、ふりだしに戻りそうですね。今日の会議が終わりに近づいてきましので閉会とさせていただきます」


「解散」



 金持ちたちは各々が家へと戻った。その時、天使ごっこを提案していた金持ちに一人の金持ちが近づいた。



「すいません、その天使ごっこについて気になることがあります」


「はい、何か?」


「今も遊ぶことが可能ですか?」


「ええ、可能です。会議では不成立になりましたが、私と一緒にいれば多少なりとも大丈夫です」


「なるほど、私は参加したいです!」


「いいでしょう」



 会議で大勢は無理だったが一人は確保できた。これから、未開の惑星で狩りができる。楽しみだ。


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