逃げろ!
4人の冒険者がいた。
戦士の青湖、戦士のまも、魔法戦士のサンダー、回復役のゾン。
彼らは依頼で森で突如あらわれたゴブリンのモンスターを討伐する依頼を受けていた。しかし、途中にあらわれたラフレシアの形をしたモンスターが非常に強く倒す方法が無い。普通ならその場から逃げて態勢を立てなおすのが普通である。ラフレシアは動けないし大丈夫であった。
ゾンは逃げようとした。しかし。
「何をしているゾン! 回復しろ」
青湖はゾンに回復を求めようとした。
「いや、無理だろどう見ても! あれは強すぎて今の俺らじゃ無理だろ!?」
「黙れ! やってみないとわからないだろ! それよりも早く俺を回復させろ!!」
なんと、逃げずに戦おうというのだ。
「別に退却は悪じゃねえだろ? 何か、美意識でも持ってんのか?」
「なあに、戦って死ぬのもありかなと思ってな」
「やかましい、帰るぞ!!」
「帰るな!!」
まもがゾンにかん高く叫ぶ。
「私たちに退路があるわけないじゃない!」
「いや、あるだろどう見ても帰ろうぜ?」
「いやよ。ここで、逃したらどうせ他のやつが殺すに決まっている」
「命あってのことじゃねえか。こんなやつに殺されて華々しく散るよりマシだろ?」
「うるさい!」
今度はサンダーが怒鳴り散らす。
「敵が何だ! 殺せばいいだろう!!」
「――――」
「どうした? 私たちの言っていることがわかったか?」
「スリープ!」
ゾンは3人に睡眠魔法をかけて眠らせた。ゾンは3人を魔法で宙に浮かせて町へと帰った。これが正解である。無駄死にするより今ある命が大切である。
その後、彼らは態勢を立て直してラフレシアのモンスターを倒しゴブリンを討伐した。これが、正解である。